※※第255話:Make Love(&Sex aid).29







 素直に彼のほうを向いてしまった自分にちょっとした戸惑いを覚えた真依だが、くちびるはすぐさま奪われた。
 今度はブラジャーのうえから胸を揉まれだす。

 「ん…っんっ、ぁっ…んっ、」
 ブラジャーのうえからだと尚更ゆびの感触が確かになり、擦られる乳首は膨張した。
 腰が勝手に揺らめいて、時々、彼のが当たってくるから困る。
 屡薇も相当な我慢を強いられていたのだから、ソコは致し方ない。

 ふたりのくちびるが重なりあい、リップ音はより一層濃厚になった。
 舌先を絡ませてから深く滑り込ませて、抜いてゆくとまた舌先が踊るように絡まる。



 キュムッ――――…

 ブラジャー越しに、不意討ちで引っ張るように両の乳首を摘ままれた。

 「ん…っっ!」
 真依は軽くイけてしまう。
 早すぎると思い不本意ではあるが、自分もかなりの我慢をしてきたのだからもう我慢はできなかった。

 「……なんか、まだ直に触ってねぇんだけど、真依さんの乳首はち切れそうになってね?」
 ふとくちびるを放した屡薇は、背中を撫でてからブラジャーのホックを外した。
 「い…っ、言わなくていい…っ、」
 恥ずかしさにふるえる真依はエプロンが乱れて、ブラジャーごと服を捲り上げられる。
 起った乳首の形は、エプロンの下から卑猥に浮き出ていた。

 「言わなくていいってことは、その通りだって認めてるようなもんじゃん?」
 彼女の強がりを逆手に取り、首筋を舐めながら屡薇は直接乳房を愛撫し始めた。

 「うん、マジで凄いね?乳首……」
 おまけに左右の乳首を、ゆびさきで上下に弾いたりしてくる。
 「あ…っやっ、ん…っ、」
 ようやく直に弄られだした真依は懸命に息を呑み、乳首は熱くなるばかりだった。
 エプロンの肩紐がかたほう、滑り落ちそうになっている。


 声を我慢する手助けのつもりなのか、屡薇は再び彼女のくちびるを深く奪った。
 くちびるがくっつきあって、息をするのも困難になるようなキスに、真依は目眩を覚える。

 乳房は両手で愛撫されていたが、そのうちにかたほうの手は下へと伝い落ちていった。
 躰を跳ねさせた真依は、太股をゆっくりと撫でられスカートをたくし上げられる。

 内股の、秘部のすぐ近くにゆびさきが食い込み、愛液が垂れ流れてきそうになる。


 屡薇はしばらく秘部には触れそうで触れない場所をゆびで弄ぶと、そうっとパンツのうえからラビアを撫でていった。

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