※※第１６３話:Make Love(&Public sex).2

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　グッ…グッ…

　「はっ、あ…っ、ああっ、あっん…」
　座ったまんまの状態で動きだされ、嬌声は空へと昇るよう。

　「いきなり奥まで挿っちまったな…」
　突きながら乳房を揉みしだき、薔は耳もと息を乱し笑って、

　「ん…っ、いっ、気持ち…いっ、ン、」

　ナナは喘ぎと共に振り絞る。



　「ここに当てんのがか？」

　グチュッッ…

　すると深奥へと激しく突き上げられ、

　「あああっっ、そっ…えっ、」

　いやらしく躰を反らしたナナは、達していた。

　「あああああぁぁぁっっ！」







　「……っ、おまえ…鳴き声響かせ過ぎだろ、」
　つよく腰を持ってふるえた薔は、彼女の顎を掴み、

　グイッ――――…

　強引に向きを変えさせくちづけてくる。




　「ん…っ、ふっ、うん…っ、」
　ピストンとディープキスで、弾みで唾液は滴り、

　プッ…ヌグッ…グチャッ…

　前へとまわされた手で、挿っているというのにクリトリスも弄られだす。


　「ん…っむ、んっ…んんっっ、」

　乳房を揺らしながら、えもいわれぬ快感にナナは激しくふるえ、

　「んんんんんんあっっ！」

　絶頂を得た。

　ビクビクンッ…！ビクンッ…！




　「く…っ！」
　ほぼ同時に、薔も中へと射精を。


　ドプッ――――…

　「は…っ、あああぁっっ…ん、」

　勢いよく放たれた精液は、子宮を目掛けるから熱くて狂おしくて堪らない。



　それでも容赦なく、

　「まだ抜けねぇな…」

　素早く脱いだブレザーを、薔は目の前へと無造作に広げ、

　ドサッ――――…

　彼女をその上へと横たえた。

　「おまえだってまだ離したくねぇんだろ？」








　グチッ…グチュッ…

　「あ…っ、あっ、あっ…んあっ、あああっっ…」

　片脚を持ち上げられ、両手は後ろで縛られた状態で、激しく突かれだす。

　「頭ん中支配してる時点で、俺たちはどうやったって離れらんねぇだろ…」
　そしてくちびるは、奪われたのだった。

　くちゅっ…






　「んっん、ん…っ、」
　切なく、視線も絡める。
　ふたりぶんは泡立っている。

　見上げた愛しいひとの背に、抜けるような青空を見た。

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