※※第148話:Make Love(&Prankish).82
リビングでセックスしちゃいましたんで、まぁいろいろと処理もあったのですな。
そんでもって、一緒にラブラブまったりとシャワーを浴びてから花子と豆の散歩にも行ったりして、気づくと夕刻をとうに過ぎていたのです。
ちなみにボタンは、仕上げの玉止めのみをナナがやったんですが手こずるに手こずりました。
「お腹空いちゃいました!」
「あんだけ激しく運動すりゃな、」
「ぎょわあああああ!」
さらりと返されたナナは、思い出し真っ赤っか。
そんななか、
ピンポーン
チャイムの音が鳴り響いた。
「あっ!わたし出てきます!」
「頼んだぞ?」
彼は夕食の支度に取り掛かろうとしていたので、ナナが進んで対応へと向かいました。
ずっと尻尾を振っていた花子と豆も後を付いていったので、おそらく怪しい者ではございませんかと。
ガチャ――――…
ナナが玄関のドアを開けると、
「OH〜!マサの娘サーン、こんばんハ〜!」
そこには、陽気に笑うハリーが立っていた。
怪しい者ではございませんでしたが胡散臭い者ではありました。
「あ!ハリーさん、おめでとうございます!」
「ワン(※おめでとう)!」
ナナと花子はまず、ハリーを祝福し、
「HAHAHA〜、穴があったら潜りたいデスネ〜!」
「はい?」
照れまくる鼻おじさんは、いろんな意味でことわざの使い方がまるでなっていない。
「ところで、何しにいらしたんですか?」
早く彼のもとへ戻りたいナナは、キョトンとして尋ね、
「じつはワタクシ〜、明日実穂子サンのご両親にご挨拶に行くものデスカラ〜、」
「えええ!?そうなんですか!?」
ハリーは、こんなことをお願いしてきたのだ。
「マサの娘サンの旦那さんニ〜、男らしい受け答えの仕方やなんかを、是非とも伝授してほしいのデース!」
と。
ナナは、声を張り上げました。
「おまかせください――――――――――――っ!」
いーっ、ぃーっ…(※あのひともんのすごく男らしいですもんね!なエコー)
……そこは、おまかせくださいなんだ。
それよりハリーさんは、男の中の男と唯一認めているというナナ父にはまず頼らなかったのか?
ナナは快諾しちゃいましたが、果たして薔は男らしい受け答えの仕方やなんかをきちんと伝授してくれるのだろうか!?
…――Spring vacation may also be ups and downs!
[ 331/540 ][前へ] [次へ]
[ページを選ぶ]
[章一覧に戻る]
[しおりを挟む]
[応援する]
戻る