※※第148話:Make Love(&Prankish).82







 「あっ、あ、あ…っ、んっ、薔ぅ…っ、」
 腰を動かしながら、ナナは唾液を垂らす。

 「奥まで熱いんだろ?」
 薔は容赦なくやさしく乳首をこね回しながら、熱烈に突き上げ、

 「今にもっと、熱くしてやるよ…」

 大胆不敵な笑みを浮かべた。



 キュウウウンッ…

 「は…っ、あっ、あっ…あ、」
 汗を滴らすナナは、中を切なく収縮させ、

 ぎゅっ…

 乗せていた両手で彼の服を掴む。




 「いいよ…、そうやってきつくして、たくさん搾り取りな?」

 クニクニッ…

 人差し指で乳首を上下に擦る、薔の引き締まった腹部は徐々に露になってゆく。





 「あふっっん、」

 ギュッ…

 ナナは床へと、つまさきを立てて彼の躰に魅入る。




 やがて、

 「ああ…ああっ、あっ、らめ…っ、イくっ、イっちゃ…っ、」

 戦慄いたナナは絶頂を得た。

 「あっ…ああああぁぁぁっっ!」

 ビクビクッ…!ビクンッ…!




 「く…っ!」
 乳房へそっとゆびが食い込み、薔も射精する。



 ドクッ…ドクッ…

 勢いよく注ぎ込まれる精液が、燃え上がるほどに熱く、愛おしくて、

 「は…っ、あっ、あ…っ、」

 ナナは最奥まで彼に満たされてゆく。


 満たされてゆけば、もっと、欲しくなって。





 グッッ…

 「ひあっっ、ら…めぇっ、」

 イった後にも容赦なく攻めつづける薔は、

 「動く度に溢れてきてんぞ?」

 彼女の腕を掴むと、一気に深く突き上げた。

 「おまえの蜜と…さっき出した俺のが混ざったやつ、」





 「ああうっっ!」

 ビクンッ――――…!

 ナナはまたまた達し、

 「白く濁って厭らしいな…、一緒に泡立ててるもんな、」

 彼は汗に濡れた髪を、片手でかき上げ確かめてきた。

 「まだまだ欲しいなら腰振れよ?止まんねぇんだろ?」








 「あ…はっ、あっあああっっ…」
 泣き濡れるナナの中は、その通りですと言わんばかりの収縮を起こす。


 「なぁ、おまえそれ、卑怯だろ、」
 愛おしそうに見上げる薔は、やさしく彼女の髪を撫で、どこか切なげな瞳で笑ったのでした。

 「何でそんなに可愛いんだよ…」











 「あ…っ、あ、っ、」

 嬌声は、止まる処を知らない。

 飛び散った体液が、淫靡に艶めき快楽を彩って。

 昇り詰める、そこはふたりだけの、甘く狂おしい世界。

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