※※第147話:Make Love(&Standing Position).81
「今出したやつ…泡立ててる間もキスしてよっか、」
「ん…っ、は…っ、」
はむっ…
「…―――――――んっ、」
そして再び、ディープキス。
ヌグッ、ヌグッ、グチュッ…
突かれ攪拌した体液は、納まりきらず溢れてくる。
「はぁっ、あ…っ、」
欲しがり、与えあう、リビドーは狂おしく。
細胞が、暴れだすほど、
全身で、求めあっていた。
――――――――…
玄関でセックスしちゃってからは、イチャイチャのバスタイムでございまして、ベッドでもなんやかんやしてからふたりは眠りに就いたのですな。
…――――1時を、回った頃。
眠りに就いてはいなかったのか、薔はゆっくり起き上がった。
そして、
ちゅっ…
激しい運動効果もあってぐっすり眠っているナナへと、そっとくちづけて、微笑むと、
彼はベッドを抜けだした。
「豆預けたまんまだけど、こんな夜中じゃ迎えに行けねぇよなぁ、」
スタジオから帰った屡薇は、ソファにもたれ缶ビールを開けようとしておりました。
「俺、泣いちゃうよ?」
ピンポーン
呟きの後に、チャイムが鳴って、
「あ、泣かなくて済むかもしんね、」
屡薇は玄関へと向かった。
ガチャ――――…
ドアを開けると、そこには、
「やっぱり、なんとなく薔ちゃんだと思った。」
眠る豆を抱っこする、薔が立っていたんです。
「助かったよ、俺の豆に会いたくてさぁ。」
屡薇が笑いながら、豆を抱っこすると、
「…話がある。」
とだけ、薔は言ったのだ。
「いいよ、上がって。」
「悪りぃな、」
バタン――――…
やがて、ドアは閉められました。
…――こけしちゃんが悦びそうな展開、
には、なるわけないか!
…――His talk will be what?
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