※※第146話:Make Love(&Sex aid).8










 愛深まり、やってまいりましたは、

 月曜日だよ!















 「こけしちゃーん!おはよう!土曜日はほんとありがとう!」
 登校してすぐに、ナナは親友のもとへと駆けてゆきまして、

 「あぁぁ、ナナちゃぁん、おはようぅ。」

 それはそれはにっこにこのこけしちゃんは、言ったのです。

 「ほんと良かったねぇぇ?ちゅうしたらよくなってぇぇ。」








 ……はわわわわわわぁ!


 とたんにナナさんは、思い出し真っ赤っか。



 「こっこここここけしちゃん!?それは内密にお願いねーっ!?」
 「えぇぇ?ちゅうしたらよくなったぁぁってことをぉぉ?」
 「うっきゃーっ!」
 ナナは決してニワトリの真似をしているわけではございませんでして、こけしちゃんはおそらく“独占ナナからかい法”に触れてしまっている。









 「薔くん、ちゅうしたらよくなってほんと良かったね!」
 「まぁな、」
 こちらはやはり何も内密にする必要はないようですが、

 ……あああ、本日も険しい…

 羚亜は感じ取れないのだろうか?な険しさを、ギャラリーさん方やなんかはしかと感じ取ってうっとり。








 「そうぅだぁ、ナナちゃぁん、」
 「なにかな?こけしちゃん!」
 こけしちゃんはこれ以上“独占ナナからかい法”に触れるのをやめたんだかなんなんだか、

 「春休みに入る前にぃ、思い出作っとこぅぅ?」

 と、突然ニコニコと提案してきたのだ。



 「こけしちゃん!何だか泣きそうになっちゃうようなこと言わないでよ!」
 「えぇぇ?ちゅうしたらよくなったのにぃぃ?」
 「どびゃあああああ!」

 もしや、しばらくこれは使われちゃうのか!?





 恥ずかしくて仕方なくて、とにもかくにも耳まで真っ赤のナナは、とっさに、

 「えっと、こけしちゃん、思い出ってどうやって作るのかな!?」

 懸命に話を逸らしていた。




 するとこけしちゃんは、キュートに微笑み答えました。

 「あのねぇ、ずぅっと夢だったことをぉ、ナナちゃぁんと一緒にやってみたいんだぁぁ。」

 と。





 「おおお!こけしちゃんの夢をーっ!」
 「あと何人か誘ってあるからぁぁ。」
 「うわぁ、楽しそうだねーっ!」

 はしゃぐ、乙女たち。





 ……と言いますことで、1-5での思い出作りに、こけしちゃん主催の何かしらをやっちゃう模様です!

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