※※第93話:Make Love(&Suck).39







 (あれ…?途中から記憶がないんだけど…)

 ソファでヤりまくっちゃったわけなんだけど、我に返ったナナは着替えるために鏡と向き合った。


 (ええ!?いつの間にこんなに、つけられたんですかぁ!?)
 そして気づいてみると、かなりのキスマークをつけられちゃっておりました。






 「おい、ナナ、飯出来たぞ、」
 「ぎゃあ!わたくし今、下着姿なんですけどぉ!」
 とは言っても、ドアを開けっ放しにしてあったのは、ナナさんでございましてですね。

 「…脱がされてぇのか?」
 「脱がしたらまた、エッチしちゃいますでしょ――――――――――っっ!」

 おーっ、ぉーっ…(※なんだかんだで期待のエコー)

















 ――――――――…

 ナナと薔が、ディナーなのか2ラウンド目なのか定かにしてほしいな、という頃。


 ドキドキドキドキ…

 こけしちゃんはマイルームにて、高鳴る鼓動を抑えられずにおりました。



 (あぁぁ、緊張するぅぅ。)

 やがて意を決し、

 ピッ…

 こけしちゃんはそのピンク色の封筒の、封を開けた。




 すると中には、カードのようなものが入っており、そこには、

 『醐留権 奏 結婚式招待状』

 と、大きな字で書かれておりました。





 (なにこれぇぇ?)
 ニコニコと面食らう、こけしちゃん。

 しかもどうやら否応なしに、相手の情報はほとんどと言っていいほど書かれていない、ただの招待状のようである。





 (ゾーラ先生ぇ、あたしお兄さぁんとぉ、一度も喋ったことないんだけどぉぉ。)
 こけしちゃんはちょいとばかり、ふくれた。


 そこへ、

 「ニ゛ャー、」

 ゲイちゃんがやってきた。





 「あぁぁ、ゲイちゃぁん、」
 こけしちゃんはにっこにこと、ゲイちゃんを抱っこし、

 「やぁっぱりぃ、ゲイって落ち着くぅぅ。」

 ホッと一息、ついたんだとさ。



 “おれ、ゲイじゃねえんだけどな、”
 そんなゲイちゃんは、なかなかこけしちゃんのお膝の上が、やわらかいからお気に入りなのであった。








 ……これは、結婚式で一波乱の前に、

 こけしちゃんとゾーラ先生で、一波乱有りなのか!?












 『Jump out of the fring pan into the fire!!』

  ………………Probably.

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