※※第124話:Make Love(&Lewd).65










 …――――それは、荒波のように、

 押し寄せる狂気。



 『I'm mad in you.』




 優しく抱いて、強く愛して、

 激しさで溶かしてあげよう。















 やってまいりましたは、

 2月1日!

 それすなわち、土曜日だ!



 2月は濃厚な夜で迎えちゃったので、このまんま濃厚に、いっちゃうのか?

 ちなみに一緒にバスタイムを終えたのも遅かったため、ナナと薔は真夜中、寄り添って眠りに就いたんです。
















 ――――――…

 やがて、朝です!


 (ぎゃあ――――――――――――っ!)

 あーっ、ぁーっ…(※寝起き萌えのエコー)

 外はだいぶ明るくなっている気がするが、起きたとたん真っ赤になったナナはこころで大絶叫をした。



 それもそのはず。

 お風呂に入った後もなんやかんやでイチャイチャしていたふたりですので、朝起きてみると、

 上半身ハダカの薔はいつも通り、ナナに抱きついて眠っていたのだ。
 つまり、いつも通りでした。





 (あああああ!かわいい!かわいすぎる!起きたばっかりなのに、わたしの心臓も限界だよ!)
 ふるえないようにと思いつつもふるふるとふるえながら、大赤面中のナナはとりあえず朝一に彼の髪を撫でてみた。


 …………わぁあ、サラッサラだよもうっ。



 …――――――うっとり…






 (おまけにもんのすごくいい匂いだし、ずっと撫でてたいけど、わたしの心臓も持つかどうか…)
 とか思いながらも、相当なニヤケ具合で髪を撫でつづける、ナナ。

 すると、

 「ん――――――…」

 やたら甘い鼻声で、もぞもぞと動いた薔はさらに、

 ぎゅっ…

 抱きついてきた。

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