※※第116話:Make Love(&Polynesian sex).58







 抜きまして。


 カポーン

 ふたりして二度目の、入浴タイムです。




 「あああ、もうっ、気持ちよすぎました!」
 未だ火照りまくっているナナさんは、素直な声を張り上げた。

 「そうか、」
 笑った薔は、ゆっくり手を動かす。



 ちなみに只今、洗いっこの最中です。







 ヌルッ…

 「ん…っ、」

 乳首を泡で撫でられ、びくんっとしたナナは、

 「わたしもっ、薔のっ、洗います…っ、」

 手を伸ばした。




 「おい、いきなり掴むんじゃねぇよ、」
 「だってもう、硬くなってらっしゃいますけど――――――――――っ!」

 おーっ、ぉーっ…(※大興奮でエコー)







 日付はとっくに変わってますけど、このあとお風呂でもヤっちゃったのかは、ご想像に……

 お任せします(またかい)!
















 ――――――――…

 スタジオから帰った屡薇は、真夜中でも構わず3本目の缶ビールを開けた。

 「俺さ、知りたくなったんだよねぇ…」
 ちっとも酔いが回っていない男は、笑いながら口にする。

 「愛、ってやつを…」






 「そしたら今よりもっと、いい曲書けんのかな、」
 ソファに深くもたれ、屡薇はあっという間に3本目を空にし、

 「だからさぁ、土曜日に来てくれたら、」

 楽しそうに笑って、呟いたのだった。


 「いいこと教えてやろうと、思ってんだよねぇ…」















 …――――見出だしたんだ、

 一縷の希望を。









 零れ落ちるまえに、どうか、

 すくいあげて。















 …――Love is surely infinite in sweethearts' world.

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