※※第109話:Make Love(&Nip).52






 「も…っ、ください…」
 とうとう、ナナはウルウルと懇願していた。

 ところが、

 「どこに、なにを?」

 髪を撫で、焦らされる。




 「えっと…、」
 「言えるようになったんだから、ちゃんと言わねぇとダメだよな?」

 おまけに鼻に、キスまでされちゃって、

 「ん…っ、ぅ、」

 おかしくなりそうな羞恥のなか、火照りすぎたナナはふるえながらねだったのでした。


 「えっと…、わたしのいやらしい、おまんこ…に、おちんちん、挿れて…ください……」

 ひくんっ…






 …――――よくできました!











 「おまえはそういう言葉のが、しっかり覚えられんだな、偉いぞ?」
 クスッと笑ってから、薔はいったんカラダを起こして。



 もはや、こちらにつきましては、辞書を引くまでもない!

















 ズンッ――――…

 恥ずかしさに疼いてたとこへ、一気に挿入された。


 「あ…っ!」

 仰け反って、ナナはまず達して、

 「ほら、おまえのここをどうされてぇのか、早く言ってみな、」

 薔はイジワルに、グプグプと中に留めます。




 「う、動い…てっ、」
 「それじゃ全然足んねぇよ、」

 ヌプンッ…

 ちょっとだけ抜かれる。




 「あ…っ、あ…」

 擦れたのにもどかしくて、ナナは泣きながら、

 「お、おまんこ、いっぱい、突いて、くらさい…」

 そう、せがんでいた。




 「なかなか上出来だ、」
 「あ…んっ、あっ、あ、」

 ぱちゅんっ…

 ぶつけ合うように、動き出される。



 「あ…っ、そこ、すごっ、深いぃ…っ、」

 甘えた声で、ナナはすでに限界寸前で、

 「おまえはここ突かれて、イキまくんの好きだよな、」

 グッッ…

 彼女の臀部を押し上げ、挿れて、薔は腰を振る。



 「あぁぁっっん!」

 ビクンッ…ビクンッ…!

 ナナは立てつづけに、達してしまい、

 「はぁっ、はぁっ、あぅ…っ、」

 乳房を揺らし攻められながら、唾液すらとろりと垂らしていた。



 キュッ…

 乳首は摘ままれ、擦りあわされたりと容赦ない。




 グチッ…ズチュッ…


 「そう…、おまえはいつもそうやって、俺にすべて委ねちまえばいいんだよ…」
 汗ばむ薔は、乱れたシャツが少しだけ赤く染まっていて、

 「端からそれ以外が出来たら、ここまで堕ちて来てねぇだろ?」

 ズブッ…

 彼はさらにナナの腰を持ち上げると、深く深くへねじ込んだ。





 「あ――――――――…っ!」

 子宮が燃えるみたいに熱くなり、イったナナの躰はまるで、痙攣したかのように快楽を貪る。




 「こんなに淫れきって、ほんとエロい女…」

 突き上げながら、かがむと、その涙を拭いながら薔は吐息みたいに告げた。


 「安心して、どこまでも堕ちな、おまえにはいつも俺がいる…」

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