※※第105話:Make Love(Climax?).49






 ギッ…ギッ…

 ソファが軋んで、皮が躰と擦れる音もまたエロティック。



 「あ…っ、あっ、あ…ん、あ…ぁぁっ、…あ、」
 汗で煌めく肌が跳ねて、喘ぐナナは唾液すら僅かに顎を伝わせていた。

 ちゅっ…

 薔は背中に、強弱のあるキスを何度もしながら、

 「いつも奥にぶち込んでんだ、いい加減、孕んじまえよ…」

 ギチュッ…

 容赦なく攻め立てる。



 「あぁ…っっ!」

 ナナは反って、絶頂を迎え、

 「ほら、子宮まで熱いだろ?」

 クリッ…

 突かれながら両胸も、弄られだした。


 「らめっ、イっちゃ…っ、」

 乳首がこね回されて、また快感に戦慄いて、

 「あぁぁっっん!」

 たてつづけに絶頂。



 キュ…

 乳房をやわらかく、わしづかみにすると、

 「……っ!」

 薔も中へと、射精した。






 ドプッッ…

 注ぎ込まれるのが、手に取るようによくわかる。


 「あ…っ、あ、あぁんっ、」
 動きは止まらず、爪先までもをナナがふるわしていると、

 「く…っ、そろそろおまえの顔が、ちゃんと見てぇな、」

 ヌッ…グチッ…

 ぐいっ

 挿れたまんま、薔は彼女の向きを変えていった。




 「んやあぁ…っん、」
 「おい、締めつけんじゃねぇよ、捩れるだろ?」

 向き合うあいだにも擦れて、泡立って溢れ、

 とろぉっ…

 卑猥に垂れ落ちるほどになって、

 ちゅくっ

 濡れたくちびるは、塞がれた。



 「ん…っ、ふぁ…っん、」
 舌を伸ばして、動きながらクチュクチュと絡める。


 グプッ…パチュッ…

 愛液に塗れた陰核が、肌と擦れて刺激され、

 「んん…っ!」

 キスをされたまま、ナナはイってしまった。



 「……あ、」
 声を漏らして、薔もほぼ同時に達し、

 「…っ、まだまだ中出しすっから、ちゃんと搾り取れ…」
 「あぁぁっっ、ん、あ…っ、」

 壊れてしまいそうなほど、繋がりつづけて夜へと堕ちるのだった。

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