※※第101話:Make Love(&Make Love!).3







 ちゅっ…

 「……ん、やっ、」

 スカートだけの姿にされてしまい、ナナはソファの上、露になった肌へと何度もくちづけられていた。


 「…次は、どこにキスしてほしい?」
 耳までくちびるを滑らせ、触れて、甘い囁きで薔は問いかけます。


 「ん…っ、胸の、真ん中…っ、」
 ナナは涙にも濡れて、おねだりして、
 「ここか?」
 まずはゆびで擦って、薔は確かめてきた。


 「あっ…ん、っ、そこぉ…っ、」
 「既に汗で濡れてるここを、舐めてもっとビショビショにしてほしいんだな?」
 未だにゆびで、焦らしながら確かめられて、

 「そ…っ、お願い…、ビショビショに…して……」

 もはやなりふり構っていられないナナは、めちゃくちゃ甘えた声でせがんでいた。



 「つっても、下よりビショビショにはなんねぇぞ?」
 クスッと笑うと、

 れろっ…

 薔は舌を伸ばし、乳首を舐め上げたのである。



 「んんっ…っ、ん、」
 あまりの気持ちよさに、ナナは泣いて、
 「おまえはさっき、口しか使わなかったが、」
 乳首の上で言葉にすると、

 キュ…

 「あん…っ!」

 薔はもう片方の乳首を、ゆびで擦り始めた。

 「手だって使えるだろ?」







 そうこうしているうちに、

 グチッ…

 またまた、ゆびを入れられる。

 「あ…っ!…あ、ん、や…っ!」
 ナナはゆびだけでも、立てつづけにイけちゃいまして、

 コリコリッ…

 とこね回され、吸われたり甘噛みもされて、

 「ん…あっ、ゃ、…んっ!」

 両方の乳首は、恥ずかしいくらい敏感になってゆく。




 「さてと、」
 薔はからだを起こすと、ゆびを中へ留めながら、

 「おまえのとびきり可愛い、おねだりが見てぇな、」

 妖しく微笑んだ。




 「あぁっっ、…っあ…ん、っ、」

 ナナは泣きながら瞳を開き、

 「指…すげえ締めてんだが、もっと激しく淫されて、締めつけてぇだろ?」

 薔はいやらしくいざなうよう、誘惑を容赦ない。



 「ん…っ、ほし…っ、」
 「何を…は言えねぇのか?」

 ヌチュッ…

 「あっ…っ!」

 ちょこっとだけゆびを抜かれて、ナナのカラダはビクンッと跳ねる。


 「ひ、ぁ、ん…ぅっ、」
 そのままビクビクとふるえてはいるけれど、

 「薔のっ、ほしい…っ、ここ、グチャグチャに…、してっ…?」

 上擦る声を、ナナは甘えながら振り絞った。





 「それでいい、」

 プチュッ…

 「あぅ…っん、」

 ゆびは抜かれまして。




 「おまえ、足上げて開いてろ。」

 愛液を舐めながら薔が命じたため、

 「ん…んっ、……んっ、」

 ナナはおもむろに、

 くぱぁっ…

 言われた通りにしたのです。

[ 163/538 ]

[前へ] [次へ]

[ページを選ぶ]

[章一覧に戻る]
[しおりを挟む]
[応援する]


戻る