セックス漬けの週末(土曜日・前編)







 夜中、うっすらと目を覚ました私の目の前に、昨夜の黒猫が寝ていた。
 とても綺麗な黒色は、薄暗がりの中でも光沢を帯びていた。

「あれ……?」
 管理会社に電話をした覚えも、きちんと保護をした記憶もない。
 なのに、優雅に隣に寝ている。なぜだろう。

 私、無責任に何やってたんだっけ……?
 それも思い出せない。なんだか体が火照って心地よいから。

 ぼーっとしている意識はそのまま戻ることなく、眠気は振り払えず私は再度眠りに落ちた。





 ……ぴちゃぴちゃぴちゃ……

「っん……あ……」
 胸に快感を覚え、私はおもむろに目を覚ました。
 裸で寝ていたことは全く覚えていなかった。

 ピンッ、ピンッ…

「それ、だめ……」
 乳首を指で弾かれ、甘ったるい声が漏れる。
 胸は弱いって、知っているはずなのに……。

「って、ええっ!?」
 驚いた私は起こせるだけ体を起こした。
 迫り起った乳首が目に飛び込んできて、恥ずかしくなる。
「おはよう」
 昨日の男の子が、ベッドの上で私に跨がっていた。
 跨がって、乳首を弄っていたのだった。

「な、何してるの!?」
 聞かなくてもわかることを、私はつい尋ねていた。
「茜さんの乳首が起っててエッチだから、我慢できなくて弄ってた」
 何で私の名前知ってるの!?

「名前は昨日教えあったじゃん」
 男の子は両手で、クニクニと乳首をこね回す。びくびくと私は震えてしまう。心が読めるとしか思えない対応をしてくるから困る。
 言われてみると、確かに教えあった。しかも私、「名前教えて?」とか自分からねだった気がする。
 この子の名前は、レオくんだ。ちゃっかり覚えている。


 クチュ……

 レオくんは乳首だけでは物足りなくなったのか、アソコを指で弄り始めた。
「あっ……や、あ……」
 本当ならしっかり抵抗をしたいのだけど、なぜか上手くできない。
 レオくんのペースに流されてしまう。

 クリトリスをこねられて、ぷっくり膨れたところでアソコの入り口を撫でられる。

 くぱっ……ジュプププッ…

 拡げられ、指を入れられた。

「ああっ……んっ」
 私は体を反らす。
「茜さんの喘ぎ声、可愛い……」
 レオくんは嬉しそうに胸へとキスをする。キスをして、乳首を舐めたりしながらアソコで指を抜き差しする。

 グチュグチュグチュッ……チュプンッ…

 親指ではクリトリスをこねられ、中と外が同時にじんじんした。
 アソコは奥まで太い快感が欲しくて、焦れったくもあり、キュンキュンしている。

「あっ、だめ……だめっ、だめっ! あっ!」
 指でGスポットを集中的に擦られ、私は絶頂を得た。
 腰をガクガクと跳ねさせていると、レオくんは乳首を思いきり吸いながら口から放した。

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