セックス漬けの週末(土曜日・前編)






 ヌチュッ……

 濡れた入り口に当たったソレは、また猛々しく勃起していた。
 そのままスムーズに挿れられ、突き当てられる。

「あ…っ、レオくん…っ!」
 止めようとしてもすでに遅く、彼は奥までずっぽりと嵌めてしまっていた。
 聞きたいことがあるのに、これでは到底無理だった。

 レオくんは暑いのかトップスも脱ぎ捨てた。
 イケメンはさすが、体つきもイケメンだった。昨日はそんなにまじまじと見つめる暇もなかったから、裸で抱きあうことにドキドキした。
 私、シャワーを浴びた(浴びせられた)気がするんだけど、ずっと裸で彼と一緒にいたのかな……。

 パンッパンッパンッパンッ!

 激しく奥を突き上げられて、中が収縮しているのがわかる。

 プチュッ…! プチュッ…!

 硬い先端は子宮口を目掛けて捩じ込まれる。

「あっあっ、あっ、ん、あっ!」
 昨夜の快感も相当だったが、レオくんとの行為はやっぱり最高に気持ち良かった。
 揺れ動いていた胸は両手で掴まれ、揉みしだかれる。
「茜さん、おっぱい気持ちいい?」
 夢中で腰を振るレオくんの表情は高揚感が窺えて、とても色っぽい。

「おっぱいだけじゃ…ないよ…っ! もうっ……あっ、あ、あ、あ!……あああっ!」
 中をそんなに気持ちよく突き上げておきながら、何を聞いてくるのか。たぶん、レオくんがおっぱいを攻めたいんだろうけど。
 オマンコも気持ちいいんだってば……と思いながら、私は絶頂を得た。

 絶頂の最中にも、乳首を吸われ舐め回される。どちらも気持ちがいいと、すぐにまたイきそうになる。

 ズッ…パンッッ――!

 少し引き抜き、勢いよく突き上げられ、妄りがましい音に部屋が支配されてゆく。
「あうっ…ん、んっ、あっ、あっ、あんっ、あっ」
 体を反らした私はまた、絶頂を得られそうだった。
 しかもレオくんの過激さは増し、思っていた以上に早くイってしまった。

「ああっ!」
 腰が跳ねて、逃げそうになるのを、彼は掴んで放さない。
 グチュグチュと、奥に当ててくる。

「もっ……だめ……放して……」
 息を荒らげ、私が懇願すると、レオくんはずるりと素早く抜いた。
 これには驚いた。だって放してとは言っていても本当は止めてほしくない。

 ごめんなさい嘘ですと私が謝る前に、腰を掴んで向きを変えさせたレオくんはバックから挿入した。

 ズグッ――!

「あ…っ! あっ、あっ!」
 後ろから、お尻にも欲望をぶつけられているみたいな快感が迫りくる。

 パンッ…パンッ! パンパンパンパンッ!

 突かれるたびに胸が揺れて、揺れ動くのもまた淫らだった。
 シーツと少しでも擦れたら乳首はピンと膨れ上がった。

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