セックス漬けの週末(土曜日・中編)





 とりあえず昼食を作らなければと思い、私はキッチンに立った。腰が砕ける感覚は消えず、覚束ないから、適当にパスタでも茹でようかと考えている。


 クチュクチュクチュクチュッ…

 私にぴったりとくっついているレオくんは、後ろから膣に指を入れて抜き差しをしていた。
 彼はシャツを羽織っているだけで、胸元も股間も何ともセクシーだった。
 私も、全裸だとさすがに恥ずかしいと思い、エプロンをつけたら裸エプロンになってしまって余計に恥ずかしい。

「こら……レオくん、だめ………あっ」
 諫めようとした私の腰は勝手に跳ねて、体液を垂らしている。
 あれだけ出されたら、まだ中にはレオくんのも残っているはずだった。もうとろとろに混ざりあって、どっちのだかわからないけれど。
「だって、茜さんの格好エロいし、ここずっとひくひくしてて可愛いし……」
 項にくちづけているレオくんは指の動きを速める。
 やはり裸エプロンは彼を興奮させてしまったようだ。とは言え、素っ裸でも変わりはなかったとは思う。

 ぐっちゅぐっちゅぐっちゅっ……ぬぷっ、ぬぷっ、ぬぷっ…

 音を立てて動く指はGスポットを押しながら、中を擦り上げる。

「あ…っ!」
 達した私は腰が砕けて跪きそうになり、レオくんに抱かれてやっとのことで立っていた。
 えーと、パスタに絡める野菜を切って……って、野菜出してないし、目の前にあるの柿とバナナだし……肝心のパスタ用意してないし……。

 ヌッップンッ――!!

「い…っ!? あっっ!」
 朧気ながらも頭を巡らそうとしていた私は指でまたイかされて、もうまともなことを考えられなくなる。
 気持ちいいところをたくさん擦ってくれるから、指で中を弄られるのも病みつきになりそう。

 指を抜いたレオくんは体液の糸が引いて煌めく指を、私に見せつけてきた。
 長くて綺麗な指……とか見惚れる気持ちと、あれが私の中に入ってあんなことを……という恥ずかしさが同時に押し寄せる。


 ヌチュッ……

 そうこうしているうちに、硬いモノが押し当てられていた。

 ズプンッッ――!

 蕩けた入り口から、滑らかに挿入される。
 もう、レオくんに何回嵌められたのか覚えていない。挿れられていない時間のほうが圧倒的に短い気がする。

「あっあっあ、は、あっ、んっ、あ、あ、あああっ…!」
 後ろから突かれる私のエプロンは揺れて、その下で揺れる胸は乳首の形をちゃんとあらわにしていた。
 エプロンの布が迫り上がり、そこだけピンと張っている。

 首筋にキスをするレオくんは両手でエプロンの胸を掴み、揉みしだく。

 パンッパンッ! パンパンパンパンッ!

 肉体がぶつかりあうたび、お尻も弾んだ。

 プチュルッ…プチュプチュッ…

 硬くて雄々しい先端は子宮口を突き、より深くを目指そうとしている。

「ああっっ!」
 絶頂を得た私はエプロン越しに、乳首を指で弾かれた。
「だめだめっ! あっ、ん、乳首だめ…っ! んんっ、一緒に弄らないでっ…!」
 アソコにずっぽりとレオくんを嵌め込んだまま、私は上擦った声を上げる。
「嘘ついちゃだめだよ? 茜さん」
 優しい声が耳に吹きかかり、全身がゾクゾクした。
 そりゃそうだ、こんな甘ったるい声で訴えても説得力はまるでない。

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