性教育セックス










 私が配属された学校には体の相性が抜群の男子生徒と女子生徒を探しだし、その二人が実際、性教育のお手本になるという伝統があった。毎年、選ばれる女子生徒はたった一人で、パートナーが見つかるまではひたすら男の子たちとセックスをする。
 どういう基準で女の子が選ばれるのかは明かされていない、ただいつも、周りが度胆を抜かれるほどえっちな体の女の子が選ばれるらしい。私はそんなに経験が豊富というわけでもなく、期待に応えられるか最初は不安だった。
 そんな私に先生は、「自分の体を信じればいい」と言ってくれた。

 一年間お手本をやったあとは、パートナーの男子と別れようがそのまま結婚しようが好きにしていい。学校は新しい女子生徒が入って来たら前の女子は転校しなければならない。
 とにかく一年中、時間が許す限りやりたい放題、パートナーの男の子とセックスをしていればいいのだった。


 私は数多いる女子高生の中からセックスのお手本となる女の子として選出され、この特殊な高校に配属された。
 まずは全校集会で、一人一人の男の子とセックスをして最高のパートナーを探しだす。
 パートナーが見つかるまで、代わる代わるのセックスは続く。パートナーとは、私が演技をしなくてもめちゃくちゃに気持ちよくなることができて何度も絶頂を得られる相手のことで、私がイくより早くに射精をした男子は即座に失格となる。
 パートナーを見つけるまでの間、学校中の男子生徒も男性教員も体育館に集まり、私が何人もの男子生徒とセックスをする様を見ている。いくら興奮しても、全員で手を出してはいけない。あくまでも私は一人一人とセックスをして、相性を確かめてゆく。
 パートナーを見つけるのには、例年になく手こずっているようだった。


「あっあっはんっ……あんんっ、あん…っ、あっあ、あんっ……」
 ステージ上で私は演技をして、気持ちよく喘いでいるふうを未だ装っていた。
 おまんこにはずっぽりと男の子のおちんちんが挿っているけれど、いまいち感じていない。
 たぷたぷと揺れるおっぱいを強引に揉まれても、乳首を弄られても、状況は変わらない。
 今日はこれで28人目とのセックスで、昨日は46人とセックスをした。一週間の合計は200人を越えようとしている。これだけたくさんの男の子とセックスをしているのに、まだ私は一度も絶頂を得ていなかった。
 私の演技を見抜けない周りの男子生徒は、好き勝手にオナニーをして吐精している。一度私とセックスをして失格になった男子は、二度と私の相手になれない。だから堪らなくなり、オナニーをしてしまう子も増えている。

「あああん…っ」
 彼らを刺激するのが楽しくなってきた私は、わざとらしく体を反らしておっぱいを見せつけた。演技のセックスでも、パートナーを見つけるべく期待に膨らむ乳首はコリコリになっている。
 その乳首を舐め回されても、相性がよくなければ同じことだった。最も相応しい相手を求めて、切なく疼くだけだ。

 ぱちゅっ…!ぱちゅっ…!

 男女の体がぶつかりあう音は定期的に体育館へ響き、その場を昂らせていた。
 びしょ濡れのアソコに何度も、男の子の硬いアソコが挿る様子も、近づけばありありと誰でも見つめられる。私は見られていることには興奮していても、相応しくない相手とのセックスではやはり絶頂は得られなかった。
 本日28人目の男の子も私をイかせる前に射精をして、コンドームを膨らませた。

 パートナーが見つかった暁には、生でもセックスができるらしい。私はそのときを心待ちにしている。最高のパートナーの精液を、たっぷりと中に出されていやらしさに我を忘れてみたい。
 体がどんどんはしたなくなってゆくのも、このパートナー選出が持つ意味合いなのかもしれない。私は早くその人とセックスをしたくて、濡れて待ち焦がれている。見た目のタイプなどは選べないのが残念なところではあるけれど、どうせなら私好みのかっこいい人だったらいいなと思っている。

 29人目の男子がステージに上がり、いきなり突き上げても私はさほど感じていなかった。
 もしかしたらこのままパートナーは見つからないのではないかと考え、そうしたらこの学校全員の男子生徒とセックスをすることになるのかと、そんなことを考える余裕もまだあった。

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