飼われたがりの彼女
カメラを手にしたままベッドへ近づいてきた彼は両手の自由を奪っていた縄を解き、また椅子のほうへと戻った。
両手は自由になり、それでももて余す暇は与えられない。
「両手は自由になったろ?自分でも弄りてぇなら好きなように弄ってみろよ、自分の躰」
私の嬌態をまだまだ動画に収めて、彼は指示を出してきた。
媚薬が火照らせる裸体はとうに我慢がいかなくなっていた、私は彼がこうしてくれるのをずっと待っていた。
「ん…っ、あっあっ…んっ、あっはあ…っ」
脚をM字に開いたままおもむろに座る体勢となり、両手をそれぞれ上下に滑らせて、私は胸とクリトリスを自ら弄くり始める。
グチュグチュッ、プチュッ…ヌチッ…グチュッ、グチュッ――…
「あっああっんっあっ、あっあっふっあ…っ、あああっ…っん」
愛液を纒いぬるついたクリトリスをゆびで開かせて、彼へと音が聞こえるように撫でたり弾いたりした。
自分で揉みしだく胸には自分のゆびが食い込み、遠慮なくクニュクニュと乳首をこね回す。
ヴァギナに入ったローターの振動は、アナルプラグもビリビリとふるわせているように感じる。
「あっ…――――…っっ!」
二つの穴に玩具を咥え込んでいる私は、自分で弄ることで彼にオナニーを録画されている気分にもなり、イけていた。
媚薬が体内で溶けきって、エッチな気分は止まらないような錯覚にも陥る、どこまで淫れても足りないくらいになり、彼だけに淫らな欲望を果てなく曝け出してしまいたくなる。
「クリ弄りながら、ぐっしょりに濡れたまんこにも指入れて掻き回してみれば?」
私の心情はちゃんと彼に伝わっているのか、彼はさらなる指示を出してきた。
「そしたらローターと一緒に指も動いて……ますます気持ちよくなれるだろうな」
私は言われた通りにする。
恋人同士という関係でありながら、彼に飼われたがったのは私だった。
私は彼の恋人でもあり、淫乱なペットでもある。
そう考えることで興奮してしまうような、彼だけの所有物でありたいとひたすらに願っている。
ツププッ――――…
私はローターが絶えず動く膣内へ、ゆっくりと中指を入れていった。
「ああっ!あ…っひっあっ、んんっあ…あっはあっあっ」
クリトリスはずっと親指でまさぐり、途中で達してもゆびをすっぽりと咥え込む。
玩具は中指にも振動を与え、ゆびを入れている途中のこともあり入り口は拡がり、イく瞬間に噴いた潮はまた彼のベッドを湿らせた。
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