性教育セックス―訓戒の落とし穴―







 このときようやく、学校の伝統には盲点があることを私は知った。他校の男子生徒が、同じ学校の生徒を装い私をレイプすることは公然とできてしまうのだ。
 成人男性でも、違和感がなければこの制服で私を犯せるだろう。
 学校の生徒以外には、処罰は適用されない。
 私は先生から、「この学校の男子生徒によるレイプ被害は近年起きていない」としか聞かされていない。
 もしかしたら学校側はこういった事態を予め予期していながら、女子生徒には伝えていないのかもしれない。


「あ……あっ、いや…っ、放してっ……」
 私は何度も腰を逃がそうとしたが、そのたびに強く掴まれ引き戻された。ブレザーのボタンは外され、ブラウス越しにおっぱいを揉まれる。
「そうは言っても濡れてるよ?本気で逃げようとしてないでしょ?」
 私の体を触っている男の子には見透かされている、私が感じていることを。ブラウス越しでも硬くなっているのがわかる乳首を、指で撫で回される。
 生地と擦れる乳首はますます硬くなる。

 ぐっっ…ぬちゅっ…

 とうとう、パンツの中に手を入れられてしまった。
「んっあっ……」
 震えた私のアソコを、なめらかに指が滑る。先輩としかしてはいけない行為を他の男の子としながら、感じてしまう。
 きゅむきゅむとクリトリスをこねくり回され、アソコが堪らなくじんじんした。
「続けて欲しいなら素直になった方がいいよ」
 男の子は誘う。

 続けて欲しいだなんてこれっぽっちも望んでいないはずなのに、どうやっても抗えない自分がいる。

 クリトリスを弄りながらアソコもくぱりと拡げられ、襞を撫でられた。よく濡れた入り口をスムーズに指が滑る。
「ん……っあ、は…っ」
 私は息を荒らげ、男の子はブラウスのボタンを外していった。アソコからはくちゅくちゅといやらしい音が聞こえてくる。
 周りにもし気づいた人がいたとしても、私たちの行為は端から見ればおかしなことではない。学校以外でしているとき、注がれている視線があるとするならそれらはほとんど私に向けられているものだった。制服が同じなら、相手が違うことに気づく者はほとんどいないだろう。
 しかも密着すると否応なしにわかった、男の子の体型は先輩とよく似ているのだった。

 ぐちゅんっ……と指が入れられ、私は体を反らした。露になったブラジャーが揉みしだかれ、ずらされたあとはおっぱいもむき出しになる。

「あっあ……んっ、……ダメ……お願い……」
 乳首をこねくり回され、私は甘えた声を上げた。
「聞こえないなあ、もしかして止めて欲しいの?」
 男の子は指を抜き差ししていた。愛液をたっぷり絡めておまんこを刺激する。
「そんな感じは全然しないけど」
 笑った彼はGスポットを撫でながら、指を深く入れた。

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