※※第352話:Make Love(&Sex aid).51







 「っんっあ…っ、中に…っ、出して…っ?あ…っあっ、あ…っ、薔ぅ…っ!」
 シーツをきつく掴んだナナは素直にせがみ、甘えた声を出した。
 欲しがりな膣は同時に、わかりやすい収縮をしてみせる。

 「やっぱ最高に可愛いな……」
 触発された薔はピストンを加速させて、あたまをよしよしすると、激しく奥を突き上げた。
 項に舌を這わせた彼は後ろから両手で乳房を鷲掴みにして、やわらかくゆびを食い込ませて揉みしだいた。
 乳首も弄くり回され、胸もどこまでも気持ちよくなる。

 「はっ…あっあっ、あんっ、あっ…あん…あっあ、あっああっ、はんっ…あっ、あっっ、」
 幾度となく出し入れされながら胸を責められ、ナナは彼を必死で締めつけた。

 「あああああんっっ!」
 胸を揉む手にきつく片手を重ねながら、絶頂を得る。
 また潮吹きをしてしまい、シーツがびちょびちょになるのが恥ずかしいのに、止められない。
 可愛がられることで辱しめられる愉悦は、止め処ない。


 パンッ…!パンパンパンパンッッ…!

 動きが過激で、彼に絡みつきながら体液は飛び散った。
 ナナのアソコは前も後ろも濡れすぎて、脚もぐっしょりに濡れている。

 「あああっっ!」
 すぐにまた絶頂を得た彼女は背中に残るキスマークに汗を伝わせ、躰をふるわせた。
 薔は赤黒くさせた肌を甘噛みすると、狭くなった膣へと捩じ込むみたいにして突き上げる。

 どれだけ狭くなろうとも、彼の動きはなめらかだった。


 「あんっっ!あっやっ…ああっ、あ――――…っっ!あっあああっはっ、あっ…ああ――――――んっっ!」
 悲鳴に似たイキ声を上げて、彼に抱かれて戦慄いたナナは一度に二度くらいの絶頂を得た。
 「……っ!」
 ほぼ同時に薔も射精をして、艶いた肌に新しいキスの痕を残した。





 「あっんんっ…あっ、あっ、あ…っ、あっひっ…あっっ、」
 イキ続けているナナの乳首はゆびで乳輪へと食い込まされ、潮も継続して吹いていた。
 「もう溢れてきた……ここ、」
 教えるために、薔は彼女の中を突き上げる。
 白濁は収まりきらず、とろとろと溢れだしていた。

 「あ…っっ!?ああんん…っ、」
 ナナには見えないからこそ彼は教えてくれたのだけど、意地悪だった。
 そんなふうにされたら、もっと欲しくなる。

 何度もオーガズムを得ているのに、欲深くなる、自分はあまりにも淫乱だった。
 彼の手に掛かると、淫乱にならずにはいられなかった。
 これが彼女ですら知らなかった、本来の自分だった。

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