※※第３６２話:Make Love(&Sex aid).53

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　クプンと舌を入れられ、中を舐め回されたナナはふるえて何が何だかわからなくなる。

　｢あっっ！｣
　達していると、濡れた内股へと薔は舌を這わせていった。
　そんなところまで濡れているのかと、恥ずかしくなるのが気持ちいい。


　｢ずっとこんな事してたら……出掛けられなくなるな？｣
　くすくすと笑った彼は彼女の脚を開かせたまま、露にしていった。
　おでこにおでこをくっつけられたナナはうっとりと、彼と視線を合わせている。


　ズッｯ――――――――…！

　そして、再びのキスが始まりそうな雰囲気の中、一気に挿入された。
　期待していたナナはキスの雰囲気があったので、ちょっとした不意討ちだった。

　｢あっっ！｣
　いきなり最奥に突き当てられ、絶頂を得る。
　｢つうか、ただ出掛けるだけじゃ物足りねえって事だろ？……おまえも相当厭らしい願望持ってんな？｣
　腰を動かし、突き上げる薔はくちびるを奪う。

　彼の言う通りで、何も異論を唱えられないナナは艶かしく彼に絡みついている。


　ズッｯ…！ズチュｯ――…！

　キスを交わし、性器を交わしていると、ブラジャーのホックを外され胸が剥き出しになった。
　薔は乳房に手を添えて、やわらかく揉みしだく。

　｢っふっ…んっ、んんんっっ、｣
　乳首をクニクニと擦られ、奥まで彼を嵌めるナナは我慢ができなくなる。
　膣は彼を必死で締めつけている。

　｢んっっ！｣
　絶頂を得ると、乳房にゆびを食い込まされた。
　乳腺がじんじんして、お腹の奥もじんじんして、子宮が甘く切なくなる。

　｢はっ…あっ、ん…っ、｣
　くちびるはいったん放され、見つめあったふたりはまた濃密にくちびるを重ねた。
　ピストンも深く、激しく続いている。

　綺麗な調理台を、体液で穢してしまっている。


　ゆさゆさと腰を合わせて、舌を絡めあった。

　｢んん…っっ！｣
　ナナはまたオーガズムを掴み、彼をきつく締めつけている。
　｢……っ、ん…っ、｣
　収縮に感じた薔も躰をふるわせ、甘い声を漏らすと動きを加速させた。

　揺れ動く乳房を揉みしだき、腰を抱いて何度も奥を責める。


　｢んんんああっっ！｣
　彼にしがみついたナナは絶頂を得て、脚をガタガタさせた。
　｢もう抑える気もねぇんだな、声……｣
　吹き掛けた薔は首筋へと舌を這わせ、乳首もくちびるに含み舐め回した。

　｢あっあっんっあっっ、んんっあ…っ、｣
　抑える気もないわけではなく、抑えるのは到底無理な行為で、でも本格的に抑えなければならない場面では一所懸命に抑えるのがナナなのだけど、今は喘いでいたかった。
　出掛けたらそれこそ、喘げなくなる。

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