※※第31話:Make Love!.2







 Will you make love?



 …――共に堕ちるのは構いません、こころから誓えます。


 誓います、あなたに。











 ―――――――…

 「ちょっ、どこ洗ってるんですかぁ!?」

 バスルームに、ナナの声は響き渡る。


 「おい、あんま動くな。」


 はい、ローションのつぎはですね、ボディソープまみれだかになって、仲良く?洗いっこしております。


 「や…っ……そんなとこ…さわっ……ちゃ……あ…ぁ…っん…………」

 洗ってるんだか、触ってるんだか、このセリフではなんとも言えない。


 「泡だけで感じすぎだ、おまえは。」
 「ちがっ、泡より……っ、手が………あぁ…ぁ…っ、」

 ええ、どうやら、触ってるみたいです。


 ナナはビクビクと、カラダを反らしたりしている。



 「んんん…っ…………」
 きつく瞳を閉じて、悶えるナナの耳もと、


 「かわいい……」


 薔は囁いた。



 「んあぁぁ…っ!」

 なのでナナは、イっちゃったんです。




 「なんでイったんだ?」
 洗うだか触るだか、しつづける薔に、

 「これで……イかない…っが…………難し……ぃ………です……っ…て…………」
 あつく息を吐きながら、ナナは途切れ途切れに申し立てた。


 「まぁ、いい。つぎは、おまえが俺を洗え。」
 すると薔は、落ち着いてこう返してきました。


 ………………えっ?


 「またしても、イっちゃいますって――――――――っ!!」
 「気絶はすんなよ?」


 ………………えええ!?



 「安心しろ。洗うぐれえで、俺は出さねーよ。」


 ぎゃあ―――――――――っ!!



 「エッチですってーっ!」
 「おまえもな。」




 なんなんだ?
 もう、夫婦漫才とか言う域を超えてるよ。





 ということで(どういうことだ?)、ナナは薔のカラダを、洗ってあげたんだとさ。


 はい、発射しはしませんでしたが、声とか息はたまに出すんで、ナナは耳とか色々、刺激されすぎたのでした。

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