※第23話:Game(&Confession).21





「ん………っ、そこ……ばっか………弄って……ナナの……………エッチ…………………」
 こう言われたナナはガマンがまるてできなくなり、薔の真似をして、乳首を甘噛みしてみた。


「あああぁ…っ………………」
 薔はカラダを捩って、さらに疼くような声をあげる。

「はあっ……………はぁっ…………………」
 激しく息を淫して、

「それ……………もっと………やって………………?」
 甘くねだられたので、

「ん……………」
 ナナは両乳首を、何回も甘噛みした。


「ああぁ…っ………あっ………あ……あああぁっ……………」
 きつく瞳を閉じて、薔は悶え喘ぐ。



「はあ…っ……………はぁっ…………………」
 すこしくちびるを濡らして、息をあげる薔は、


「あ………ああぁっ………………………!」
 やがてカラダをそらして、達したのだった。






「ぁ……………あぁ…っ………………」
 ぐったりと深い呼吸をする彼の髪を撫でてから、ナナはゆっくりとタンクトップをおろしていった。




 しばらくは乱れきった呼吸がつづいていたが、

「はぁ――――――…」

 深く息をした薔は、静かに瞳を開けた。





「ナナ、」
 しっかりとした声で名前を呼ぶと、ゆっくりと再び、ナナのほおに手を添えて、




「好きだ。」





 はっきりと、薔は告げた。




「え――――――…?」
 心臓を射抜かれたかのような感覚に、ナナは一瞬、まばたきと言葉を失い。

「な……なにを…………おっしゃって…………………?」
 ひどく放心状態だが、こころはただまっすぐにまえを向いていた。



「なら、言い換えるよ、」

 薔は、やさしく微笑む。









「愛してる。」













  ………It says to you now,



    「I love you.」

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