■十月二十四日
今日、沢田は応接室に来なかった。
当たり前だ。
僕は彼に酷い事をした。
どうすれば良かったのだろうか。
初めて人を好きになった。
笑っていて欲しいと思った。
だから、告白もしなかった。
全て自分の中に閉じ込めようと思った。
でも、この気持ちを知っていて欲しいと思った。
ただ笑っていて欲しかった。
僕は何処で間違ってしまったのだろう。
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