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あとがき


まずは、なんだかやたら長くて拙いお話を最後まで読んでいただきありがとうございました。

No moon sky というタイトルは脱色の某何作目かの映画主題歌から何となくのイメージでつけました。
たまたまタイトルに迷っていたころに聞いて、「会えなくなるとは知ってたのに」というフレーズが喜助さんぽいかなと。本当にそのワンフレーズだけですけども。

このお話は、ほんの少し私の実体験をもとにしています。
15年くらい前の、「好きな人が転校する」っていうありがちなやつです。みんな1回くらい経験してるんじゃないかと思います。ただ私はそれが上手く処理できず、8年くらい引きずりました(´Д`)

毎日毎日、手紙が来ているんじゃないかと郵便受けを確認し、通学路に立っているんじゃないかと思って学校を休めず中学は無駄に3年間皆勤しました。今日こそは今日こそはと思うと同時に、そんなこと起こりえないんだってことも知ってました。
…こうやって文章にしてみると引きますね。(一応言い訳をするなら、小学生だったとはいえ両想いだったのです)

まぁ何だかんだで件の人とはその後何年か隔てて再会することもでき、きちんとお別れすることもできました。
それでもずっとそうだったが故に上手く忘れられなかった気持ちは、このお話を作るにあたって振り返って文字にしました。
それをこうして色々な人に読んでいただいて、感想をいただけたり、「泣きました」って言ってもらえたりして、15年前の私も一緒に救われた気分です。本当に本当にありがとうございました。

職場の環境の変化もあり、こんなに時間がかかるとは当初思いもしませんでしたが、ここまでお付き合いいただいた全ての方に感謝いたします。

更紗

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