▼身代わり(ver.花嫁)と6女7女のお茶会

「わたしあんまり…」
「いつものビスケットもあるからそれでも食ってろ」
「そうする…あれ、今回はけっこう質素なお菓子が多いんですね」
「は?…言われてみれば」
「あっちのあれとか、美味しそうかも…」

「…」
「おいおいクラッカー、いつまでも自分だけが良い株持ってられると思うな?」
「私たちだって、かわいい妹に美味しいって言ってもらいたいからな!」
「…エンゼル、カスタード、やっぱりお前らか」
「悔しいならおれのだけ食べてくれって伝えてきたら?」
「言えたらだけど」
「調子にのるなよ…」
「ふふん、『やっぱりクラッカー様のビスケットが一番です』って、もう言ってくれないかもな」
「いいのか?クラッカー」
「…」
「あ、行った」
「ずいぶん素直になっちゃって、まあ。ふふふふふ!」

「…」
「む?どうかしたのですかクラッカー様、これおいひ、!?」
「間抜け面しやがって…」
「うううう!?りふいんらぁ!」
「あっははははは!」
「ははははは!」
「んうう!?」

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