マジックチェアー 2017 0903
魔法の絨毯と黄色のプラスチックチェアー 小型ヘリと黒い玉 絨毯で滑走する国道
道中で目に止まった そう あの黄色い樹脂でできた 全身を預けられる椅子なんて具合がいい

ひょい と僕はそれに寝そべり 軽やかに空を飛ぶ 見慣れた風景を見下ろして
豆粒みたいな人びとは彼方 ひとりも僕に気付いていないのが楽しくて 僕は更に舞い上がった

山際 斜面 工事現場で 目が合った気がした
「不審な飛行物体を発見した」
誰かが此方に気付いた
少し遊びすぎた 黒い球体の反重力物質と共に早く身を隠さなくては
撃ち落とされる


(7月6日)
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