※台詞のみ
黒子の幼なじみを取り合うキセキ+桃

「だーかーらー、名前ちんはオレと陽泉に行くんだってばー」

「はあ?! ないっス。それはないっスよ紫っち。名前っちはオレと海常行くんスもん。ねー名前っち」

「おまえらと一緒など、名前が不憫すぎるのだよ。名前はオレと秀徳に通う」

「あー? とーおーでいいだろ。制服似合いそうだしよ」

「名前ちゃんが来てくれるなら私も心強いな〜〜!」

「おまえたち何を言っているんだ。名前は洛山一択だよ」

「……名前、みんなあんなこと言ってますけど」

『う〜ん、都外はちょっとなあ…』

「!」

「!」

「!」

「ふっ、なら秀徳に決定なのだよ」

「オイオイ、桐皇だって都内だぜ。こっちだろ」

「そーだよミドリン! 条件は一緒なんだから決定じゃないよ!」

「…都外でもいーじゃん。寮あるよ? 毎日一緒にお菓子パーティーしよーよー」

「こっちだって寮があるし! 引っ越しとか手伝うっスよ!」

「だそうです。寮生活、どうですか?」

『知らない人と一緒なのは不安かなあ…』

「なら洛山だな。寮ではなく僕の別宅に一室用意してあげるよ」

「は?! べ、別宅ってなんスか?! 京都にあるんスか?!」

「そうだよ。だから他人を気にせず生活できる。登下校も一緒にしようね」

「赤ちんとひとつ屋根のしたってこと〜? ダメっしょ。事故る事故る」

「信用がないな。大輝と一緒にしないでくれ」

「オイ勝手に引き合いに出してディスってんじゃねーよ」

「事故らない自信が?」

「……アルヨ」

「そんなことしたら私が青峰君を再起不能にするからね」

「桃っち笑顔が怖いっス…」

「やはりここは家から通える範囲の学校にするべきだ」

「っつーわけで桐皇だな」

「名前ちゃん、青峰君のこと一緒に起こしに行こーね!」

「収拾がつきませんね」

『そうだねえ…て言うか、私もう進路希望出しちゃってるんだけどね』

「え」

「は?」

「んだと?」

「何?」

「そうなの?!」

「一体どこへ行くんだ」

『え? テツくんと同じ誠凛だよ』

「…まあ、そうなりますよね」

「黒子っちの勝ち誇った笑み! ずるいっス!」


理由は単純です
title by 愛執
オチなどない


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