▼野獣にとって、狩りは危険で優雅なゲームさ



はぁい! 海軍の最近部下からの視線が痛いほう、名前です!こっちの世界に来てなんの才能が目ざめたのか知らないが、海軍で鍛えられてからはめきめきと頭角を現した(笑)俺は現在中将の地位にいる。やだ…俺の力、強すぎ……?とかやってるまもなく、問題は次から次へとのしかかってくるものである。
目下の悩みはちょっと部下の忠誠が重いことかな!いらねーよばかぁ!いやほんと目がマジで怖いから!あいつらちょっとメンヘラ入ってると思うの。どうやら俺のメ●ナク発言が部下の漢な部分を刺激しまくったらしい。どこの世界でも伊達ワルは通用するのか……。
そんな大層な人間じゃないんでマジでーとか言いたいけど言えない日々です。だって言ったらどこぞの上司にマグマグされそうだし。誰とは言わないけど!

俺だってなにもこっちにきた当初そからこんなこと言いまくっていた訳ではない。だってほら弱い奴がそんなの言ってもただの痛い奴っていうか中ボスっぽいし、というか今でも歴戦の猛者が並ぶ中将達の中じゃね。俺が死んでも奴は我ら中将の中でも最弱…って言われそうなタイプですしおすし。どれくらいかって言うとガープさんと訓練と言う名の殴り合いしたら多分一発で頭蓋骨陥没するくらいかな!チィーッスガープ先輩チィーッス!体育会系の職場はこれだからだめだ。そんな俺がなんでこんなとこにいるのか誰か5文字以上30字以内で頼む。





目の前に佇む男に、クザンは相変わらずだとと息を吐いた。この部屋に来てから目の前にいる男は一言も言葉を発していない。普段の発言からは想像もできないくらいに、彼は規律を徹底する海兵だった。

「ここに呼ばれた理由はわかってんでしょ」

「大将も行き過ぎた正義だとおっしゃいますか」

「俺は気にはしないけどさァ、周りの意見も聞いた方がいいんじゃねェの」



「野獣にとって、狩りは危険で優雅なゲームですよ。海賊だって海兵だってそうでしょう」


名前の言葉に迷いはない。我が道を行く海兵は多いが、これで部下にしたわれているのだからどうにもならないのだ。後でサカズキにどう報告したものかと名前が出ていった扉を見ながらクザンは頭を抱えた。


140413



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