暁の空へ | ナノ


  34 フリーダムに


「では聞いて下さい。暁&スピードスターで"フリーダムにいー〇るふぁんくらぶ"!!」
《フリーダム!?》


いつもなら初見さんには優しくするけど謙也だしいっかという気分になったので、いつも通りに無茶ぶりをしてみた。

どういうふうに乗り切るかな。


「神戸♪中央区元町♪」
《駅前》


パート分けはわかってるみたいだな。


「《うぉーあいにー♪言えるかなー♪》」


でもフリーダムはここから!!
昔っからこれを歌う時はここでミニドラマを作るんだよね


「ねぇスピードスター」
《ん、何や?》
「私、あの韓国からの留学生のスジンくんに恋しちゃったみたい」
《え!?》
「今日からスジンくんに告白するために頑張って韓国語教室通うわ」
《……、……あかん》
「え?」
《俺「そこで知り合った女子高生♪」


何だやるじゃん謙也。
私が欲しい返事をくれる。
まぁ最後切れちゃったけどね。


「《うぉーあいにー♪言えるかなー♪》」


さて最後の間奏だ。
どう返すのかな……


「で、俺が何だって?」
《俺――お前のこと、好きなんや……















―――夕月

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