テニプリ短編 | ナノ


  【ネタメモ】氷帝/動物ネタ/魔法


パコーン……

パコーン………


「破滅への輪舞曲!!」
「激ダサだぜ!!」
「もっと跳んでみそ!!」


氷帝学園中等部男子テニス部


彼らは誰もが羨む美貌揃いの集団でもある。


「あら……いい男たちね」


そんな彼らの元に、今宵 客人が来たようだ…





「チッ……もうこんな時間か……。お前ら!! さっさと帰るぞ!!」
「跡部!! もう少しやらせてくれ!! もう少しで完成しそうなんだ!!」
「……あと10本だけだぞ!! 他は帰れ!!」



「あら、帰っちゃうの?」



月明かりを隠す雲の影が、声の主の顔を隠す。


「誰だ……?」


声の主はクスリと笑って、長い黒髪を揺らして立ち上がった。

しかし――


「何だ…あの格好…」


女は、黒いマントのようなものを身に付けていた。
それはまるで――


魔女……」


「はじめまして。氷帝学園中等部男子テニス部の皆さん」


月を隠していた雲が退き、月明かりが彼女の顔を照らす。

腰あたりまである長い黒髪に、瞳は紅。
呆然とする彼らを見て、彼女はまた真っ赤な唇を三日月の形にして笑った。


「貴方たちのお察しの通り、」



彼女はふわりと宙に浮き、ストンとテニスコートに降り立った。


「私は魔女


彼女は手を前に出し、円を描くようにくるりと手を回した。


「何をふざけたことを……っ!?」
「何だ……!?」
「身体が……っ動か、な……っ」


彼女は彼らの動きを封じたのだ。


「私の名前はウェンカ……貴方たちを気に入ったわ」


今度は両手を前に出す。


「"お気に入り"は、側に置かなくちゃ……♪」


紅い光が、テニスコートを包んだ。

氷帝男子テニス部メンバーが倒れた中、ウェンカは呟いた。


「その魔法は、私にしか解けないからね♪」


アオォ――――ン…………


"満月の夜、獣になる"魔法を。


『こんにちは。獣さん達』


魔法を解く方法を探す中現れたのは、ウェンカの姉:ハルシャナ


『私が貴方達の魔法を解いてあげる!』


明るく笑ったハルシャナは、男子テニス部マネージャー"藤山春香"として、魔法を解く方法を探す。


「本当に解けるのか?」
『任せておいて!!』


「無駄よ。落ちこぼれ魔女のお姉様?」


落ちこぼれの魔女のハルシャナ。
そして"男子テニス部マネージャー"としての制裁。

彼女は氷帝テニス部を救えるのか……!?











とりあえず魔法かけられてそれを解くぜ!みたいな話を書きたいなーと設定だけ考えてオチを考えてなかったというオチ。

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