【ネタメモ】氷帝/動物ネタ/魔法
パコーン……
パコーン………
「破滅への輪舞曲!!」
「激ダサだぜ!!」
「もっと跳んでみそ!!」
氷帝学園中等部男子テニス部
彼らは誰もが羨む美貌揃いの集団でもある。
「あら……いい男たちね」
そんな彼らの元に、今宵 客人が来たようだ…
*
「チッ……もうこんな時間か……。お前ら!! さっさと帰るぞ!!」
「跡部!! もう少しやらせてくれ!! もう少しで完成しそうなんだ!!」
「……あと10本だけだぞ!! 他は帰れ!!」
「あら、帰っちゃうの?」
月明かりを隠す雲の影が、声の主の顔を隠す。
「誰だ……?」
声の主はクスリと笑って、長い黒髪を揺らして立ち上がった。
しかし――
「何だ…あの格好…」
女は、黒いマントのようなものを身に付けていた。
それはまるで――
「
魔女……」
「はじめまして。氷帝学園中等部男子テニス部の皆さん」
月を隠していた雲が退き、月明かりが彼女の顔を照らす。
腰あたりまである長い黒髪に、瞳は紅。
呆然とする彼らを見て、彼女はまた真っ赤な唇を三日月の形にして笑った。
「貴方たちのお察しの通り、」
彼女はふわりと宙に浮き、ストンとテニスコートに降り立った。
「私は
魔女」
彼女は手を前に出し、円を描くようにくるりと手を回した。
「何をふざけたことを……っ!?」
「何だ……!?」
「身体が……っ動か、な……っ」
彼女は彼らの動きを封じたのだ。
「私の名前はウェンカ……貴方たちを気に入ったわ」
今度は両手を前に出す。
「"お気に入り"は、側に置かなくちゃ……♪」
紅い光が、テニスコートを包んだ。
氷帝男子テニス部メンバーが倒れた中、ウェンカは呟いた。
「その魔法は、私にしか解けないからね♪」
アオォ――――ン…………"満月の夜、獣になる"魔法を。
『こんにちは。獣さん達』
魔法を解く方法を探す中現れたのは、ウェンカの姉:ハルシャナ
『私が貴方達の魔法を解いてあげる!』
明るく笑ったハルシャナは、男子テニス部マネージャー"藤山春香"として、魔法を解く方法を探す。
「本当に解けるのか?」
『任せておいて!!』
「無駄よ。落ちこぼれ魔女のお姉様?」
落ちこぼれの魔女のハルシャナ。
そして"男子テニス部マネージャー"としての制裁。
彼女は氷帝テニス部を救えるのか……!?
とりあえず魔法かけられてそれを解くぜ!みたいな話を書きたいなーと設定だけ考えてオチを考えてなかったというオチ。
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