11 もう少し[主人公side]
「今こそ、実行の時」[主人公side]
こちら青春チームは、初等部に向かって歩いています。
「…、この道は危険だ」
先頭は不二先輩。
占いのアリスをうまく使い、皆を誘導してくれている。
…でも…
「……ここも通らない方がいいね…こっちだ」
『…不二先輩』
「、何だい」
『
遠回り、し過ぎじゃないですか?』
ここは危険だ、ここもダメだと言ってどんどん初等部から遠くなっていく気がするのだ。
「そうっスよ。ここどこっスか」
リョーマもそう言う。
というのも、周りは木、木、木。
森の真ん中な気もする。
不二先輩はにこりと笑った。
「大丈夫。もう少しで着くよ」
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