…てなわけで。
(どんなわけだって?大人の事情さ、フッ)



無事入学決定ーうーいえー



クラスは初等部Ｂ組で、担任はまさかの鳴海。
記憶の中の鳴海とは全然違くて驚き。
誰だお前。


『藍原紗那です。よろしく!』


私は簡潔に挨拶すると、さっそくクラス全員のアリスをコピーした。
みんなどんなアリス持ってるのかな。


「それじゃあ紗那ちゃんは、あそこの席ね〜」
『らじゃー』


私は鳴海が…鳴海先生が指さした空いている席に向かった。

…なんかめっちゃみんなにガン見されてるんだけど。
私の顔に何かついてますか?


※原因は紗那の容姿です


『隣の住人よろしくー…って、あ、えっと、津波くん?』
「棗だ。…お前、入学したのかよ」
『うん、よろしくー』


隣の席は…なんちゃら棗くん。
なんだっけ…

まぁ知ってる人だったから良い席だ。


「えーっなになにー!?藍原さん棗と知り合いなーん!?」
『まぁね!』


関西弁の元気な女の子が話しかけてきた。

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