Happy New Year!








可恋「セシルあけおめーっ!!」

セシ「あけましておめでとうございます、可恋。

   今年もいい年になるといいですね」

可恋「そうだねっ。って、なんで着物?」

セシ「サオトメが、貸してくれたんです」

可恋「あぁ、シャイニーね…私も強制的に着させられた」

セシ「そうなんですか。他の人たちも着物でここに来るそうですよ」

音也「あけおめーーー可恋ーーーーセシルーーーーー!!!!」

可恋「うわぁうるさいのが最初に来た。

   音也あけおめ。とりあえず着物だからおとなしくしようね」

音也「ごめんごめーん」

可恋「謝り軽っ」

セシ「オトヤ、あけましておめでとうございます」

音也「うん、あけおめっ♪」

トキ「あけましておめでとうございます」

可恋「あけおめー!てか着物似合うね」

セシ「あけましておめでとうございます。着物、よく合っています」

トキ「そうですか?ありがとうございます」

音也「トキヤっ、俺も着物似合う!?」

トキ「あーはいはい、似合います」

音也「トキヤ見てないしー!!ねね、セシルも可恋も似合ってる!?」

可恋「あー似合ってるんじゃね?」

セシ「とてもよく似合っていますよ」

音也「可恋軽っ。セシルありがとー!」

セシ「どういたしまして」

那月「あけましておめでとうございますぅ」

可恋「おぉおおなっちゃん!あけおめー!!」

那月「可恋ちゃん、着物姿とっても可愛いですよぉ」

可恋「そう?ありがとっ」

セシ「あけましておめでとうございます」

那月「あけましておめでとうございます、セシルくん」

音也「あけおめっ!!ねねね、俺着物似合う!?」

可恋「まだそれかよ……」

那月「とっても似合ってますよぉ」

音也「え、本当!?うわぁ、やったぁ!!」

トキ「うるさいですよ。四ノ宮さん、あけましておめでとうございます」

那月「わわぁ。トキヤくんすっごくかっこいいです!」

可恋「……あ。ねね、2人で並んでみてよ」

那月「?こうですかぁ?」

可恋「ふ…ふぉぉお………」

音也「すっごい…男前だね。絵になってる」

セシ「とてもかっこいいです」

可恋「よし充電完了。あれ、翔ちゃんは?」

那月「あぁ!そうなんです、翔ちゃんとっても可愛いんですよぉ♪」

可恋「知ってるけど…で、どこなの?」

那月「多分ドアの外です!連れてきますね」

音也「翔の着物かぁー!!なんだかわくわくする!!」

セシ「きっとかっこいいですね」

翔 「やーめーろーーー!!!!はーーーなーーせーーーー!!!!」

那月「ダメです。着物姿で集まるようにって指示なんですよ?」

翔 「いくらなんでもこれはねぇだろ!!はーーなーーーせーーーー!!!」

那月「嫌ですぅ!(ずるずると翔を引きずり、中に入る)」

トキ「え」

音也「え」

セシ「え?」

可恋「わぁああーー!!!!翔ちゃん超可愛いーーーーーーー!!!!」

翔 「くそぅうっ……。

   なんで俺だけ女装して女物の着物なんだよぉお!!」

那月「しゃちょーが用意したんですよぉ」

翔 「そんなん知っとるわ!!…俺、泣きたい………」

可恋「いいよいいよ、すっごい似合ってるから!!」

翔 「うれしくねぇよ!!」

トキ「…驚きました。入ってきたとき、女性かと思いました」

音也「ドキッとしちゃったよ」

セシ「とても可愛いです」

翔 「うぅう……俺、これ終わったら速攻で帰るからな……」

真斗「―――遅くなってすまない」

レン「ごめんね、財閥の新年会があって……」

可恋「ぼっちゃま発言だねぇ、とりあえずあけおめー!!」

真斗「あけましておめでとうございます。

   昨年は何かとお世話になりまして、ありがとうございました。

   本年もよろしくお願いいたします」

可恋「こ、こちらこそよろしくお願いします……」

レン「レディ、あけましておめでとう。

   今年もレディをドキドキさせちゃうから、期待してて?」

可恋「あけおめ。期待はしないでおくよ」

レン「おや、つれないなぁ。そんなレディも愛らしいけど…ね?」

可恋「真斗ーー助けてーー」

真斗「神宮寺。やめないか」

レン「俺が何をやったと言うんだ?ただの新年の挨拶じゃないか」

真斗「お前は行き過ぎてるんだ」

音也「……あのー、俺らのこと忘れてない?」

トキ「聖川さん、レン。あけましておめでとうございます」

セシ「あけましておめでとうございます」

那月「あけましておめでとうございますぅ」

翔 「…………あけおめ」

音也「あけおめー!!」

真斗「あけましておめでとうございます。昨年は…(以下略)」

レン「あけましておめでとう。今年もよろしくね」

可恋「……で、とりあえず挨拶が終わったんだけど。

   もう解散でいいのかな?」

真斗「しかし、ここへ呼び出された意味がないだろう」

翔 「え、解散!?よし、じゃあもう帰ろうぜ!!ばいばーい!!」

真斗「待て来栖。まだ解散が決定したわけではない」

那月「…あれぇ?カメラが置いてありますよぉ」

トキ「『記念写真をとるべし』。

   机の上に貼ってありました」

音也「……写真だって。翔?」

翔 「……………」

可恋「……翔ちゃん気絶寸前だね」

レン「写真を撮ればいいのかな?

   ボスの言ったことだし、やらなきゃ後が怖いよね」

セシ「では、写真を撮りましょう」

可恋「じゃ、みんな並ぼうか!」

トキ「翔。いつまでも青ざめてないでさっさと並んでください」

翔 「………おっさん、鬼だ………」




   パシャっ




可恋「……よし、撮れてるね。じゃあかいさーん!!」

音也「トキヤー帰ろー!」

トキ「いいですよ。あ、新しいイヤホンが

   欲しいのですが何かおすすめは…」

那月「翔ちゃん、帰りますよぉ」

翔 「待て。着替える」

那月「え?でも家からそれできたんじゃないですか?」

翔 「……もうやだおっさん恨む」

真斗「神宮寺。財閥の新年会に戻るか」

レン「そうだね。戻らないと怒られるし」

可恋「セシル、私たちも帰ろうか!」

セシ「そうですね、可恋」






おまけ

可恋「ねー見てみてー!『週刊シャイニング』に

   この間撮った写真が載ってるよー!」

真斗「『事務所の新人アイドル・作曲家も仲良く新年を迎えた』…か」

レン「そのための写真だったんだね」

トキ「なかなか様になっていますね」

音也「おーみんな着物着てるね♪」

那月「翔ちゃんとっても可愛いです!」

セシ「何だか恥ずかしいですね」

可恋「…?翔ちゃん?どうしたの??」

翔 「まさかあの女装写真が世に出されるなんて………」

可恋「…あ、女装だったね!大丈夫、

   全然変じゃないしむしろ似合ってるよ!」

翔 「もういやだああぁああ!!!」





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あけましておめでとうございます。







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