隠し撮り


イザークが写真を凝視している。
不思議そうに、ディアッカは彼の横に立った。

「何の写真だ?」
「議長がミネルバに撮らせた物だ。手違いで回ってきたんだが」

隠し撮りとしか言えない写真を見せられ、彼は我が目を疑った。
イザークも苦い顔をする。
絶壁で、見覚えのある男女四人が並ぶ一枚。

「……一体、何が目的なのか」

イザークは呻き、ディアッカは悩む。
彼の頭にあるのはただ一点。
何故議長の撮らせた写真の中に、ミリアリアがいるのか。
この面子、戦争激化の地球……不審と不安が交差する。

――戦場に戻るなよ――?

ディアッカの願いは……届かない。



from〜隠し撮り〜
結びに一言
8/16UP
もし議長の隠し撮らせた写真が、ディアッカやイザークの目に入ることになったら……とゆー、かなりありえない設定で(笑)

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