あとがき


「ハローが未来を渦巻く注意警報に耳を澄まして」はこれにて完結しました。ここまで読んでいただきありがとうございました。

「もし、小太郎があんなにも鶴姫に好かれている原因が、鶴姫の死の運命を変えたからだとしたら」という考えを元に、以前書いてそのまま放置していた文章を利用し、それがこうして形となりました。まぁあまりその点には触れていないのですけど、自己満足なのでここで完結とさせていただきます。
内容の電波具合にこのまま続けられるのだろうかと思いもしましたが、急ぎ足ながらどうにか突っ走ることができてよかったです。意味のわからない言葉を書きつづけるのってとても楽しいのでお勧めしますよ!皆さん電波受信しましょう!!


夢主のことなど、詳しいものを全く設定に書いていなかったのでこの場を借りて少しだけ解説などを行おうと思います。尚、この作品は基本的に雰囲気小説ですのでその点をご了承ください。↓

※解説は小説の雰囲気を壊す場合があります。
















タイトル
タイトルに意味はありません。強いて言うなら意味がないことに意味があります。

夢主(ナマエ)
夢主の頭の片っぽは過去と未来の情報の奔流のなかに突っ込まれています。情報の奔流は簡単に言えばアカシックレコードです。それが彼女の意思に関係なくどんどん頭の中に入ってきて再生されて巻き戻したりリピートされたりするものですから思考がじゃまされて自分の言葉が中々口にでてきません。現代の言葉をよく使いますが転生、憑依などではなく情報の奔流のせいです。
6歳の時に頭を打ち、一時期廃人に。そこからなんとか回復したはよいもののわけのわからないことを喋り出すし母親の首を噛んで殺そうとするしで地下に幽閉。17歳までそこに閉じ込められていました。鶴姫のところにいったのは18の誕生日、死んだのは20歳ぐらいの時です。


作品の中に出て来る言葉
基本的に頭の情報の本流が彼女の言葉を邪魔していることが多いのですが、もちろん意味のある言葉だってちゃんとあります。カブトムシは金吾くんとか、まぁ色々。
特に最終話の最後の部分はちきんとストーリーがあるのでここで少し解説。

電波のせいで濁った網膜
死にました

太陽のせいで氷水に身を投げた旅人
体をむしばむ熱のせいで死にました

宙返りをして魚になりふわふわ〜
幽霊になりました

1155
365×3の数字

天の川
三途の川

肩にかかる重み
生前の記憶や思い出

最後の息を吐いた
消滅

このほかにも何かわからない単語や言葉などがありましたら拍手にて気軽にどうぞ。ここで解説します。


※追加分
拍手にて要望がありましたので意味のある言葉だけ解説していこうと思います、が。基本的に意味不明な言葉には意味がありません。この部分をご了承ください。1話から順に書いていきます。ちなみに、1話丸ごと意味のない話もあります。









一話
TV塔、電波、砂嵐
夢主がアカシックレコードから落ちて来る色んな情報を現代の言葉に例えています

炭が滴るちょうちょう
文字

猫がネズミに、のくだり
女中さんが忍びに連れていかれました

お手手を洗うように〜以降
大谷さん

二話
真っ黒なケシゴムを着た男の女
忍びさん達はすぐに女中を連れて行ってしまうのでケシゴム

太陽が増えた
元就さんまぶしい

おべべの舌と縄で縛られる
縄と帯がとてもきつい

三話
カブトムシとガラス
金吾くんと天海様

魔王の扉を開く
ほしい情報を手に入れるためには夢主がRPGでラスボスに挑むみたいな感じでがんばらなくてはならない

3本の矢
史実

矢三本
繰り返すと弥三郎に聞こえるかな???

流れ出るリンゴ
智恵、情報

5話
キシリトールのタイヤの旋律を夜中に聞いたせいですバッハの旋律を夜に聞いたせいです

源次郎は真田の幸村くんです

7話
しゅんしゅんと湯が〜
アカシックレコードを通じて誰かの生活を覗いています

針鼠〜
やまあらしのじれんま

八話
雪の中に降る紅
いつきちゃん

空で鳴いてるのは
うみねこ

十話
河豚の卵巣
かなりいやなもの

黒い影
ちょっとこわいもの

以上です。

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