[天蓋]の神楽夜様よりいただきましたリボツナノベルです。
キリ番で頂きましたvv
テーマは「ほっこりするリボツナ」ですvv
どうぞvv





『間接キスは密やかに』



特に予定がある訳でも、家庭教師による無茶な授業もない、至って平和な休日である。いつもなら家中を駆け回る子供たちも、少し前に奈々と共に出掛けて行ったのでとても静かだ。リボーンは綱吉の部屋の窓辺で、日課の銃の手入れをしながら一時の静けさを満喫している。

「リボーン?」

静けさを破ったのは、教え子の綱吉だった。たまには家事手伝いでもしろとリボーンに小突かれ、綱吉は奈々が出掛ける前までたたんでいた洗濯物を片づけていた。次いで何とか皿を割らずに洗いものを終えるころには、時計は天に差し掛かっているではないか。昼食をどうするべきかと、自分と唯一残っている家庭教師に尋ねるべく部屋に戻って来たのだ。

「どうやら何も割らずに済んだようだな」

「うん。それでさ、お昼どうする?」

少し手元が危うかったことを隠しながら、本題を聞いてみる。二人には選択肢が二つあった。一つはデリバリーやインスタントで済ます、もう一つは―――――




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