GM(百瀬):
おはよう諸君!
PC3(麥):
ハローハロー。
PC2(遊乃):
おはようございまーす。
PC1(小指):
こんちゃー。
GM:
遅刻者がいない……(驚愕)
PC3:
うわっ……ちゃんと予定時刻に全員揃ってる……。
PC1:
また雪か……。
GM:
槍案件ですよこれは……。
PC2:
いいことじゃないか。素直に喜べよ。
PC3:
やったねGM!
GM:
やったね! じゃあそろそろ始めていってもいいかな?
PC1・
PC2・
PC3:
いいともー!
導入フェイズ マスターシーン シーンプレイヤー:GM 登場:全員 |
GM:
では導入から行きましょう! まずはPC1の一条朔夜くん!
| PC1:一条朔夜 PL:小指 性別:男 年齢:22 職業:ホスト 生命力:6 正気度:6 好奇心:知覚 恐怖心:《時間》 特技:《憂い》《笑い》《愛》《官能》《芸術》《罠》 アビリティ:【基本攻撃】【戦場移動】【誘惑】【トリック】 アイテム:鎮痛剤、武器
|
|
HO:PC1(一条朔夜)
□概要 いつもの帰り道を歩いていたあなたは、住宅街の中にある公園で、喉にハサミを突き立てられた女子高生の死体を発見する。 あなたには「ハサミ男」に妹を殺された過去がある。妹のためにも、犯人逮捕に協力しなくては。 あなたの【使命】は、第一発見者として捜査に協力し、「ハサミ男」を見つけ出すことである。
|
PC1→一条朔夜:
はい! いちじょうさくや! 22歳です!
PC3:
イケメンにしか許されないタイプの名前してるな。
一条朔夜:
何も思い付かなくて源氏名オブ源氏名になった。
GM:
朔夜くんはいつもの帰り道を歩いています。時刻は夜の19時ほど。ホストにしては浅い時間だな。
一条朔夜:
店外営業帰りかな。
GM:
明りの少ない住宅街ということも手伝って、辺りはもうかなり暗いですね。ぽつぽつと街灯があるくらい。
まあそんな中、遊具が数点あるだけの小さな公園のある道を通るんですが……公園の横を通るとき、視界の端で誰かが倒れているのを捉えてしまいます。
見に行くかな??
一条朔夜:
お家帰りたい……。
GM:
ヘタレかよ。
一条朔夜:
でも話が進まないので見に行きましょう。
GM:
はいww で、まあ近づいてみますと、それは制服を着た、女子高生の死体だということが分かります。
一条朔夜:
JKや! ヒャッホイ!
PC3:
セーラーですか!? ブレザーですか!?
GM:
(なにこのひとたち……)紺のセーラーですね。
PC3:
最高。
一条朔夜:
ヤッター! お母さんやったよーッ!
PC2:
死体見て興奮するのか……。
GM:
喉元にはハサミが突き刺さっており、その傷口から流れ出た血はまだ乾いておらず、頼りない街灯に照らされててらてらと光っています。
PC3:
あら。凶器共々置き去りか。
GM:
まあ、素人目に見ても死んでるなってことが分かりますね。ついでに巷で噂のハサミ男による犯行だということも分かると思います。
一条朔夜:
ハサミ刺さってるからな〜。
PC2:
さくやくん……。
| ……あれは……! ハサミ……、っ、また、あいつなのか……!?
|
一条朔夜:
と、慌てて駆け寄り、顔に驚愕と強い怒りの感情を浮かべながら死体を見つめてます。
GM:
いいぞいいぞ〜。では世間を騒がすハサミ男による犠牲者……そんな現場の第一発見者となってしまった一条くんは《死》で恐怖判定お願いします。
一条朔夜:
ヘイ!
恐怖判定 指定特技:《死》 2D6≧12 → 2,3 = 5 [失敗] |
一条朔夜:
ひくい……。
GM:
目標値12かキミ……早速失敗ですね。狂気カードをどうぞ。
一条朔夜:
確認しました〜。今日アカンかもしれんぞ……。
PC3:
スペシャル以外失敗なら仕方ない……後半のために運を蓄えていると考えるんだ……。
一条朔夜:
せやな……まだ序盤! まだ序盤!
GM:
では次、PC2の柴谷良太くん!
| PC2:柴谷良太 PL:遊乃 性別:男 年齢:26 職業:ドッグトレーナー 生命力:8 正気度:6 好奇心:情動 恐怖心:《埋葬》 特技:《我慢》《愛》《手触り》《追跡》《効率》《生物学》 アビリティ:【基本攻撃】【戦場移動】【報復】【頑健】 アイテム:鎮痛剤、お守り
|
|
HO:PC2(柴谷良太)
□概要 いつもの帰り道を歩いていたあなたは、公園の前に立っているPC1と、女子高生の死体を発見する。 なにやら厄介なことに巻き込まれたようだ。こんな酷いことができる人間が存在するだなんて信じられない。あなたは「ハサミ男」を恐ろしいと思っている。 あなたの【使命】は、第二発見者として捜査に協力し、「ハサミ男」を見つけ出すことである。
|
PC2→柴谷良太:
はい!
GM:
柴谷くんも一条くんと同じ帰り道を歩いてます。同じように公園の横を通りますね。
柴谷良太:
ホストと同じ道を……。
PC3:
ご近所さんかな?
GM:
ご近所さん……で、公園の中に、狂気カードをゲットするレベルで狼狽えているホストがいるのを発見します。
一条朔夜:
死体だうひゃあ。
柴谷良太:
笑っちゃだめなんだろうな。
GM:
まあただ事じゃなさそうだなって感じでちょっと立ち止まってみますと、彼……一条くんの足元に死体が横たわっているのが見えてしまいますね。
| …………? ……うわっ!?
|
柴谷良太:
えっ……? ってなった後、死体を見てうっかり叫んで、それで慌てて口に手を当てる。
GM:
巻き込まれてしまいましたな……では柴谷くんもとりあえず《死》で恐怖判定いってみようか。
柴谷良太:
恐怖判定 指定特技:《死》 2D6≧7 → 2,5 = 7 [成功] |
柴谷良太:
あっぶな。
PC3:
期待値期待値!
柴谷良太:
ギリギリ持ち堪えたな柴谷くん。
GM:
メンタルの差が……。
柴谷良太:
通報するほどの冷静さはないけど、腰が抜けるほど驚いてもいない感じなのかな。
ただ、はわわ……とはなってると思う。
PC3:
はわわ><
一条朔夜:
萌えキャラなの?
柴谷良太:
変な男と死体見ちゃったはわわ><
GM:
はわわ……ではご近所さん同士で仲良く死体の発見者となってしまったお二人ですが。公園の生け垣の向こうから、誰かがこちらを見ているのを更に発見してしまいます。
中肉中背の……まあ、これといった特徴の無い男がですね、こちらをじっと伺っています。
PC3:
モブ顔さんチッスチッス。
一条朔夜:
なんだお前! 見てんじゃねーぞオラ!
GM:
ホストこわ……顔は距離的にもっとはっきり見えても良いはずなんですが、なんかいまいちよく分かりません。ぼんやりしてる。
一条朔夜:
スチームガイ……?
GM:
それで、そのまま何も言わずに走って去っていってしまいました。
PC3:
シャイなのかな?(すっとぼけ)
| ……! お前、そこで何してるんだ! 今のはお前の仲間か!?
|
柴谷良太:
って、走り去る男にハッとして一条に話しかけると思う。
PC3:
第一発見者は疑われる法則。
柴谷良太:
仕方ないね。
GM:
柴谷くんからしたら死ぬほど怪しいよね、一条くん。
| ち、違います! 俺はここで彼女の死体を初めて発見したんです……!
|
一条朔夜:
一条は言われてやっとショック状態から抜けた感じかな。疑わんといて! 確かに第一発見者で怪しいけど!
| そんなこと言ったって信じられない! だって……!
|
柴谷良太:
と声を荒げかけて、一条の服が綺麗なことに気がついてこの人は本当に発見しただけかもと思います。真っ赤なスーツだったら分かんないけど。
一条朔夜:
普通に黒やで!
PC3:
それでなくても喉にハサミをダイレクトにぶっ刺そうと思ったら押し倒して馬乗りになると思うし、公園で膝ついたら白い砂が服につく気がする。殺害現場が別なら知らんけど。
柴谷良太:
まあ少し冷静になって、そういやさっきこの人めっちゃ狼狽えてたなとか考えて再度問いかけようかな。
| ……本当に発見しただけなのか……?
|
| ……俺、実は、数年前に妹を殺されているんです……この、ハサミ男に……! だからこんなこと、絶対にしません! 本当に、ここで見つけてしまっただけなんです。信じてください!
|
PC3:
突然のカミングアウト!
一条朔夜:
こっちは妹やられてんだぞオラ! こんなことする訳ねーだろコラ!
| ちょっ……ちょっと待って! 妹を殺された? ハサミ男に? ……っ言われてみたら、確かにこの女子高生は最近聞く事件のハサミが刺さってるけど……でも……。
|
GM:
なかなか通報しねえなこいつら……。
一条朔夜:
たし蟹。
柴谷良太:
疑いを晴らすのにいっぱいいっぱいな男と、状況を掴めずにあわあわする男の図。
GM:
お二人に通報する余裕がないならまた別のご近所さんが通報したことにしてしまうけども。
| ……じゃあ、貴方は犯人じゃないんですね? なら早く通報しないと……。
|
柴谷良太:
柴谷が通報します。
GM:
はい! じゃあ柴谷くんが110番しますと、連続殺人事件の新たな犠牲者が発見されたということで、すぐに数台のパトカーが到着します!
PC3の五十音いおらさんも他の警察関係者と一緒に現場に現れますね。お待たせやで……。
| PC3:五十音いおら PL:麥 性別:女 年齢:25 職業:刑事 生命力:6 正気度:6 好奇心:技術 恐怖心:《痛み》 特技:《射撃》《悦び》《追跡》《分解》《医学》《民俗学》 アビリティ:【基本攻撃】【戦場移動】【目星】【装甲】 アイテム:鎮痛剤、お守り
|
|
HO:PC3(五十音いおら)
□概要 あなたは、今回の事件から「ハサミ男」の捜査を担当することとなった刑事だ。 抵抗する術の無い女子中学生や女子高生ばかりを狙う卑劣な犯罪者を、これ以上野放しにすることはできない。 あなたの【使命】は、「ハサミ男」を見つけ出すことである。
|
PC3→五十音いおら:
わーい!
一条朔夜:
女刑事!
五十音いおら:
先輩刑事の後ろについてほえーって顔しながらきょろきょろしてますね。
GM:
かわいい。
公園には速やかに立ち入り禁止のテープが張られ、現場検証などが始まりました。五十音さんは目撃者、というか発見者への事情聴取を任されたようです。
五十音いおら:
刑事モノサスペンスっぽいぞ! いいぞ!
| いそ……あー。ワタクシ、今回こちらの事件の調査を任されました、警視庁の五十音という者です。通報をくださったのはあなた方で間違いありませんかー?
|
| はい、そうです。
|
| はい。この人が第一発見者で、僕が通報しました。
|
一条朔夜:
五十音ちゃんの目を見て答えますぜ。ホストスマイル。
五十音いおら:
目を見られている。ちなみに155cmなのでわりとちみっこいよ。
GM:
一条くん最年少か……(今更)
一条朔夜:
ホストだし若い方がええやろ! って思って……全員年上かよ。
| ふむふむ。一条さんと、柴谷さん……と。……お二人はお知り合いなんですかー?
|
| いえ。俺が被害者を発見した直後にこの人がやって来て、それが初対面ですね。
|
| そうですね。たまたま僕が公園を通ったらこの人がいて……って感じです。
|
| ほう、なるほど。ではお手数ですが、当時の現場の状況やお二人がそれまでどちらにいらっしゃったかなど、お訊きしてもよろしいですー?
|
五十音いおら:
一条くんのホストスマイルに拮抗するほど場違いな笑顔で対応しておきます。まあそんな感じで色々と聞き出していくかな。
柴谷良太:
いおらちゃんかわいい。
一条朔夜:
いおらちゃんちゃんと刑事しててすごい。かわいい。
五十音いおら:
ありがとやで! かわええやろ!
五十音はどちらかというとかわいい女の子の方に興味があるのでイケメンにはそれほど反応しない奴です。
柴谷良太:
そうだったか……さくやドンマイ。
GM:
いおらちゃん……。ではお二人とも怪しげな人物を目撃しているので、当然その話も出てくるかと思います。
ハサミ男事件は何年か前から始まった連続殺人事件なのですが、ここ最近、犠牲者の出るペースが早くなっています。
| こちらを見てすぐに逃げ去った怪しい男……ですか。ふむー、顔や背格好など、何か特徴的なものは覚えております? この通り夜ですので難しいかもしれませんが……何か小さなことでも。最近この……ハサミ男による被害者も早いペースで増えてきてまして、こちらとしても切実なんですよねえ〜。
|
| ……それなんですが、よく分からなかったんですよね。特徴もなく、距離にしては、不自然なほど不明瞭で……。
|
一条朔夜:
途中、ハサミ男の被害の話に眉を顰めながらも、笑顔を崩さず話します。
| 特に目立った特徴がなくて……中肉中背の男ってくらいしか僕も分かりませんでした、すみません。本当、酷い事件ですよ……許せない。
|
| それはまた不可思議なお話ですねぇ……なるほど、ありがとうございますー。ほんと、けしからん事件でして。また何か思い出したことなどありましたらご連絡頂きたいのですが、構いませんかー?
|
五十音いおら:
ということで、名刺を差し出して二人と連絡先を交換しておきたい。とってつけたような刑事ムーブ。
GM:
すごい! 手際がいい!
一条朔夜:
いおらちゃん有能。
五十音いおら:
土曜ワイド劇場から培ったなけなしの知識をフル活用しながらお送りします!
柴谷良太:
柴谷くんは「大丈夫ですよ!」と快く承諾して名刺を渡すよ。
一条朔夜:
柴谷くんに倣い、さくやも名刺を渡します。
GM:
じゃあそんな感じで事情聴取と連絡先の交換を終えたいおらちゃんは、ご遺体の方も見に行くかと思います。青いビニールシートは被せてありますが、まだ発見されたときと同じ場所にありますね。
五十音いおら:
オッケー。先輩刑事さんに「先輩〜かくかくしかじかだそうで〜!」って報告がてらに見に行くぞ。
GM:
ビニールシートをめくりますと、まあ発見当時とほぼ変わらず、女子高生の他殺死体がある訳です。「ハサミ男」による犠牲者の遺体を実際に見たのはいおらちゃんも初めてなんじゃないかな。
| ……うっわー、これは中々……オツなもので……。
|
五十音いおら:
見ちゃった!
GM:
では《死》で恐怖判定どうぞ!
五十音いおら:
恐怖判定 指定特技:《死》 2D6≧8 → 1,2 = 3 [失敗] |
五十音いおら:
クッソww
一条朔夜:
ひどいww
GM:
あっぶねww 狂気カードどうぞ!
五十音いおら:
いきなり狂気カード2枚も抱えるところだった……。受け取りました! まだまだ新人だから仕方ないよね!
GM:
資料で見るのとは比べものにならないくらい生々しいからしょうがないね……。
ではでは。警察の調査により、二人の他にも「怪しい男を見た」という近隣住民による証言は出てはきたのですが……証言する人間によって男の外見に関する情報がバラバラで、信憑性はあまり高くありません。
五十音いおら:
もしかしない:変装の名人
GM:
背の高い男だったり低い男だったり、痩せた男だったり太った男だったり。変装だったらもうイリュージョンレベルのバラ付き具合ですね……。
五十音いおら:
ですよね!
GM:
共通しているのは、「男」であることと、片手に「ハサミ」のような物を持っているように見えた、という点だけです。
ハサミ男事件は世間からの注目度が高い事件なので、イタズラによる証言も多いだろう、というのが警察側の見解ですね。
五十音いおら:
ほうほう(梟)
一条朔夜:
こんなところに野生の梟が。
GM:
まあ手がかりとなるものが全ッ然出てこないわけです。
そんな状況なので、確実な目撃情報を持っている一条くんと柴谷くんはまた事情聴取されたり、他の目撃証言との照合なんかも頼まれるだろうな〜って感じですな。
そんなこんなをしている内に夜も更けまして、お二人は個人情報やら指紋やらをガッツリ取られた上でお家に帰されます。
いおらちゃんは署に戻ったりするかな。
五十音いおら:
戻るぞ〜! ひとまずの報告書とか書かなきゃいけなさそう。
GM:
徹夜かなぁ……。そういった感じで事件初日の夜、導入が終了です!