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ルキア「名前さん…」
『ん?どうしたの?』
ルキア「私は一体、どうすれば…」
あぁ、この反応。
やっぱり聞かれていたんだ。
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『あ、ちょい待ち。
一護、多分ルキアは尸魂界から追手が来る。
連れ戻されるよ。
だから、守って。あと、隊長が来たら
絶対戦っちゃダメ。いいね?
ルキアを絶対守って!!!!』
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ルキア「私は、重い罪を犯した。
連れ戻されたら…
どうなるのでしょうか…
死ぬ、のでしょうか…?」
隊長でも、副隊長でもない。
何の役職も持っていない
「無所属」の私が
「大丈夫」と自信を持って言うことも
できない…。
ちッ…こんな時に隊長にでも
なっとけばよかったって思うよ。
『慰めた方がいい?それとも
現実的な話をした方がいい?』
ルキア「現実的な話をお願いします」
『厳しいかもしれないけれど
よく聞いてね。』
一護は霊圧も強いし、気合いもある。
決して弱くはない。
けれど、追ってが来るとしたら
多分、
恋次と朽木隊長が来る。
ルキア「兄様が…!!??」
『私の予想だけどね?』
白夜どころか、恋次にも
一護は勝つことはできないと思う。
殺されるって可能性も
考えた方がいいかもしれない。
ルキア「一護っ…」
ルキアは最後まで聞かずに
私の前から走って消えてしまった。
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