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「随分と厳しいのう」
声のした方を見ると
『夜一さん!!!(キラキラ)』
猫の姿をした夜一さんがいた。
夜一「そうキラキラした目で見るでない…。
それから、そんな顔するな。
お前さんが言ったことは
間違っておらぬ。」
そんな顔って、どんな顔だったんだろう。
本当のことをルキアに伝えてしまった
ことは、本当に間違えではなかったのか…
何が正しくて、何が間違っているの…?
夜一「名前、お前が予想している
展開は近い。
少なくともワシは、あいつらの
ためになったとは思うぞ?
だから、いつも通り笑え?」
『夜一さん…そうだね。』
夜一「さぁ、浦原のところへ行くぞ」
心配していてもしょうがない。
私は帰る支度をして
夜一さんと学校を出た。
ウルル「名前さん、おかえりなさい」
『ただいま、ウルル、ジン太!』
ジン太「名前〜なんだよその猫〜」
『あ、浦原さんいる?』
ウルル「店長〜お客さん…
あ、そうだ。さっき買い物に行くって
言ってまだ…」
「名前サン、帰ってきてたんスね!
おかえりなさい♪
…あれぇ?夜一さんじゃないっスか!」
『浦原さん、どこか言ってたの?』
浦原「ちょっとド〇キホーテに…」
ジン太「何買ったの〜?店長!」
浦原「名前サンに着せようと思って
メイド服と猫耳を『着ません』
…え〜いいじゃないっスか〜」
夜一「そうじゃぞ。猫はいいぞ?」
『夜一さんまで…』
ジン太「ね…
ネコが喋ったぁぁぁ!?」
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