Are you a werewolf? | ナノ
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3.

辻「さて、気を取り直して、狩人さんのコメントを見てみましょう。狩人さんも今回は相当悩んでいらっしゃったようですよ」

(ペラ、と辻が紙を捲った。)

蓮「『前回から消しておきたかった。』…これ、慧くんへのコメントですよね。スバッと容赦なく言ってますねぇ。ふふ、」

ゼノ「お前へのもあるぞ、『晧さんが人狼なら晧さんに白と判断された蓮さんがあやしい』だって。そこんとこどうなんだよ」

蓮「んー、どうって言われましても」

ゼノ「弁解とか」

蓮「俺にだってローさんが人狼か、それとも皓さんが人狼か分からないんで、可能性を挙げただけなんですが…。それに、皓さんが人狼側だとしても本当に白の俺に白を出すことによって、自分が本物だって裏付けたかったのかも…」

ゼノ「……ふーん」

カルナダ「あ、私のも結構あるね。『役が決まったときの一言がどうも気になる。ここまで来たら決して良い役ではないので吊るのが妥当かなと』って。……………うわ、」

鳳「カルナダさん?」

霧島「カルナダさんへのコメントって、結構最初のあの一言に集中してるよね」

ドラゴン「他にもあるよ。『基本的に喋らなすぎ 妖狐な気がする..四夜で前に出てきたかと思ったら妖狐の話出た途端に喋らなくなったのも気になる』、これは少数派の意見だね」

森宮「俺も疑われてんのかよ」

イチル「全員多かれ少なかれ疑われてる」

辻「限られてきた人数の中で、本当に味方かどうかを見破ってください。現在の生き残り人数は8人。皆さん、頑張ってください」

辻「それでは、第五夜に入ります」

(改めて部屋の中を見回した。残りプレイヤーは8人。霧島、鳳、森宮、ゼノ、イチル、カルナダ、ドラゴン、北谷。カウント公開は6人だからそれまでもう一度昼夜を繰り返す。)

(誰が人狼か、誰が村人か。今夜、局面がどう動くのか。それは誰にも分からない。)

辻「さぁ、第五夜の始まりです」

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