辻「今回は大きく分けて二つの意見に分かれました。ローウェンさん人狼派と、皓さん＆慧さん人狼派です。…あと、他の方を疑うコメントもちらほらと確認できましたね」

（辻が二枚目の紙を取り出す。ぱっと簡単に流し見ても、目立つのはその三人の名前だ。）

ドラゴン「『皓が本物の預言者なら次で噛まれると思うから放置でいいと思う。人狼サイドなら次に吊るとして、今回は二人に黒出しされたローに投票。』…確かに皓と尋斗の二人に黒って言われちゃったら、そうかもしれないね」

皓「できたら噛まれたくない…」

鳳「お前が人狼じゃねぇ限り、噛まれる確率は相当高ぇんじゃねぇの？」

皓「…はぁ」

ゼノ「『清宮と組んでるに一票。ローさんの言い分に賛成。』、ロー擁護派だな」

カルナダ「『１日目、ローじゃないと思う、と言って最初にローを疑った三浦を処刑させる。２日目、自分が本物の預言者だ、と言って尋斗を処刑させる。３日目、ローを白だと言ったのは嘘だった、と言ってローを処刑させる。……とかだったらマジ怖い。』、うわ皓くん怖い」

皓「ちがぁああうぅうう！！」

慧「『もうわからないから吊っても安全な慧さんで！！』…吊っても、安全…？」

蓮「っぷは、はは」

慧「…吊っても、安全……、ぐすん、」

皓「戻ってこい、慧。俺達まだ死んでないから。まだ生きてるからな、な？」

森宮「俺よく分からねぇんだけど、狼憑きって吊るべきなのか？だって、村人としてカウントされるんだろ？減っちまったら俺らが不利になると思うんだが…、」

イチル「んー、ま、俺らの仲間でカウントされるんだが、本当に狼憑きなのか、預言者に占われた人狼が嘘ついてるのか分かんねぇから、悪ぃけど吊った方が安全って感じだな」

森宮「あー、そうか」

ゼノ「つか、潮風って残り俺だけじゃねぇか！」

霧島「ん、そうだね。頑張ろうよ」

ゼノ「……う、寂しい…」

辻「これで６人目の脱落、残りは10人となりました。だいぶ複雑になってきましたが、皆さん頑張ってください。では、ゲームを続けましょう」

（６人の脱落。３人殺されて、３人処刑した。ゲームが続いていることは、すなわち人狼がまだ生きていることだ。ならば、あの３人の正体は一体なんだったのか。今となっては分からない。）

（そして、情報を呑み込むように、淀むような四回目の夜の帳（とばり）が落ちたのだった。）

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