辻「日が傾き、夕焼けが訪れ、ついに処刑の時間になりました。結果を発表します」

（辻が白い封筒を取り出した。きちんと蝋を落として封がされてあるそれを、几帳面にペーパーナイフで切り、開ける。中から現れたのは、今日処刑される人の名を書いた紙だった。）

辻「まず、最下位から。鳳志貴さん、7票」

鳳「ふっ、当たり前の結果だ」

辻「森宮奏さん、8票」

森宮「んだよ、また鳳と変わんねぇな」

辻「カルナダ・セットレイアさん、10票」

カルナダ「私達目立たないよね」

辻「ゼノ・エヴァンスさん、11票」

ゼノ「俺ら、安定の下位組だな」

辻「ローウェン・クラウドさん、11票」

ロー「よかった、疑いが晴れたらしい」

辻「エルミック・モルガンさん、13票」

エル「あれ、カミングアウトしたからもっと疑われるって思ったが、まぁ、よかったぜ」

辻「霧島八尋さん、17票」

霧島「これくらいだよね」

辻「イチル・セットレイアさん、18票」

イチル「これはなんの18票なんだ？」

辻「ドラゴンさん、23票」

ドラゴン「僕もなんで23票も入れられているのか、いまいちよく分からないんだけど…」

辻「北谷蓮さん、27票」

蓮「なんでですか！？僕何もしてませんよね！？思ったこと言っただけじゃないですか！？情報屋だからって偏見持ってますよね、絶対！！」

辻「日頃の行いってもんですよ」

蓮「いやいや、絶対先入観ですよ！だって、上位四人全員が情報屋ですもん。確かに疑わしい人っていますけど、俺に関しては偏見持ってますよね！？27票って地味に多いです」

辻「皆様、情報屋の方々を警戒してますよね」

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