ポーカーはハンド（手札）の強さを比べるゲームである。

五枚のカードから構成されるハンドの強さを競うものだが、強いからって必ずしも勝てるとは限らない。このゲームは心理戦だ。

ポーカーはフォールド（棄権）が許される。つまり、最悪の弱いハンドだとしてもチップを大量に賭けたり不敵な笑みを浮かべたりして自分のハンドは強いと勘違いさせ、勝負を降りさせられれば最悪のハンドは勝負せずに流せる。

逆に強いハンドが出た場合、チップを増やさなかったり不安げな表情をして自分のハンドは弱いと勘違いさせ、相手にチップを多く賭けさせれば、勝って手に入る金も増える。

因みに、ベットを見送ることは可能だが、賭けたチップを減らすことは許されない。

そして、本格的なルールはこうだ。

まず、ゲーム開始の前にアンティ（場所代）を払い、ファーストベットを行う。この時、まだカードは配られていない。

次にJoker２枚を抜いた計５２枚のトランプカードをシャッフルした後に、各プレイヤーに５枚ずつ配る。カードを確認し、セカンドベットを行う。ハンドが弱くても、ファーストベットで賭けたチップを減らすことはルール違反だ。

そして、カードを一回のみ交換し、完成したハンドで勝負する。交換は一回のみだが、交換する枚数は問わない。交換しなくても、五枚全てを捨てて引きなおすのも構わない。

これが一ゲームであり、数ゲーム繰り返して駆け引きするのだが、チップがない今、フォールド（棄権）しない限りは一回勝負になる。

（もちろん、勝つつもりでいるが、）

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