好きだと気付く3分前


「ツナさーん!!」
「10代目ー!!」


「「…………。」」







好きだと気付く3分前







「何で同時に言うんです!?
私の方が先にツナさんを見付けたんですよ!!」

「あ゙ぁ?!テメェふざけた事ぬかしてんじゃねーぞ!
俺の方が先に10代目を見付けたんだ!!!!」



「ち…ちょっと二人共…。」



「「ツナさん(10代目)はどっち(どちら)を先に見つけましたか!!?」」



「……………」


「「……………」」





「…………………」



「「…………………」」








「─…ハァ、わかんないよ。二人同時に声がしたんだもの。」

「はひっ!そ、そんな…私の方が先ですっ!」

「テメェ、10代目の言葉が信じらんねぇのかよ!」



「な、な、いきなり叫ばないで下さい!耳が痛くなるじゃないですか!」


「んだとぉ!!!!」



「〜もうっ!いい加減にしてよね二人共!!
会う度に喧嘩ばっかり、少し仲良くしてよ!!!!」


「はひっ!ご、ごめんなさい……」
「す、すみませんっ…!!」





「「でもこいつが!!!!」」



「いい加減にしてね?」




「「はい…………」」




「ははっ、ツナも大変なのなー」


「本当だよ…。もう少し仲良くしてくれれば、って思うんだけどね…」

「あー、ほらよく言うじゃん?えー…」
「?」


「なんだっけー…」
「んー…?」





「「あ、同族嫌悪!!」」




「それだよ、それ!」
「確かにね、似た者同士だから。」
「喧嘩する程仲がいいって言うしな!」




「「あはははは!」」







「だぁかぁらぁ!!!!」
「ですからぁ!!!!」





「いい加減にしてよね?」







「「………はい。」」




















好きだと気付く3分前
(ねぇ、タイトル【沢田綱吉の受難】にしない?)



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