異口同音


今日は俺が生まれた日。

皆が祝ってくれて一年で一番嬉しい日なんだ!

母さん、獄寺君、山本にリボーン。京子ちゃんやハルも集まってくれて(いつもそんな気がするけど;;)凄く楽しいんだ。




………でも、





でもね?
今日は『俺』が生まれた日じゃない。



『俺』が生まれたのはあの日…


六道骸。あいつと戦った日。





俺の誕生日は今日だけど『俺』の誕生日は違うわけで、



今年は何だか素直に喜べないや…









ほら、


………………いつも一緒にいるやつが泣いてるから…




笑ってても、拗ねてても、それは君が泣いてる顔を見せないように耐えてる姿。





ねぇ、俺は『俺』が泣いてちゃ笑えないよ…?





ねぇ、笑って?ほら、俺は『俺』が笑っていてくれるだけで幸せなんだ…







『俺』が誕生日の時には俺が祝うよ。
絶対に、忘れたりしないから






俺と『俺』は同じだけど同じじゃないよ…





気付いて、皆…







気付いて、『俺』の存在…










俺は大好きな『俺』を認めて貰いたい…


同じだけど違う俺ら。
それを、知って欲しい……














HAPPY BIRTHDAY
TUNAYOSHI

(ありがとう…)(ん?何の事?)
(お礼なんか言われるような事、してないよ)


- 3 -


[*前] | [次#]
ページ:




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -