いつもいつも。
照れた様に微笑む貴方。
それでもちゃんと。
その瞳には私が映っていた。
「………アレク」
「ん?」
「偶にはナマでしよう」
「えぇえええ!?」
「うん、ナマだよ。一度はやらなきゃ」
紳士的で当たり前の事だし。
子どもが出来る訳じゃないとは分かってる。
「ねぇアレク………スキン越しじゃない貴方を感じさせてよ」
でも貴方をありのままに感じてみたい。
「日本語おかしかった?伝わってない?」
「伝わった!伝わったけど……明日大変な事になるかも」
「後処理もするよ、だから。ね?」
「でも……」
アレクは少し言いにくそうにもごもごすると。
「こんな、昼間から……?」
春うららかな午後二時半のやりとり。
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アレマ。
ほのぼのは見せ掛け。
マーティはこんな会話はオープンだと良い。
思い立ったら即発言。