特別章 NG集
4章25話 NG「クルーゼ隊で一番嫌な刑罰」
◆【本編25話:っていうか、アレ民間人】より
足つきの地球降下を止めに入るディアッカとイザークを追いかけるシーンから。



「私も、撃ち落としておかないとね!」

すり抜ける間、敵戦艦の機関部を狙い撃ちする。その時、ようやくストライクが足付きから出てきた。

「やっと来た!」
【手を出すな! アレは俺の獲物だ!!】
「イザーク!?」
【この傷の礼だ………受け取れぇぇぇ!!】

出たと思ったらイザークがさっそく取り付いた。ディアッカはモビルアーマー……ムウ・ラ・フラガのMAに取り付いている。

「ディアッカ、距離取って!」
【ああ!】

遠距離戦を得意とする彼の機体では、近距離戦は難しい。私と連携を取りながら、なんとかいなしていくしかないのだ。奴からの攻撃もあるが、足付きや地球軍の母艦からの攻撃が来るので、状況はかなり厳しい。

【くそ……時間がないんだ……とっとと墜ちろ!!】
「ディアッカ! ナイ……ス?」


ドゴォォン!!


派手な音を立てて戦艦が沈んでいく。しかし、それはよく見ると私たちの母艦のひとつ。ガモフだ。

「………ディアッカ…」
【やべ……】
「なにやってんのぉぉぉ!!!?」
【いいいいいや、だだだだって!! 俺のビームの直線状にガモフがふらふらって! ふらふらって!!】
「ふらふら≠カゃないよ!! 味方撃ち落してどぉすんの!!」

そして私は器用にゼロを反転させると、バーニアをふかしてバスターを蹴り上げた。

【おおおお俺のせい!?】
「当たり前!! だいたい…」


ピッ


私がさらにディアッカに文句をつけようとした瞬間、全オンラインチャンネルで通信が開く。

【ディアッカ……帰ったら私の仮面磨きの刑だ。楽しみたまえ】
【いやだぁぁぁぁ! 仮面磨きだけはっ!!】
「逃がすかぁ!」

そうして逃げるバスターを、ザフトレッド全員で押さえつけてヴェサリウスに一時帰艦した。


CUT!

(来る日も来る日も兄様の仮面を見てられるんだから幸せでしょ)
(なら、お前がやれよ!!)
(……別に構わないけど?)
(マジ!?)
(ディアッカ、アーティのレンタル料は高いぞ? 覚悟したまえ)
(!!)


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