03




グリフィンドールのあたたかなカラーに統一された家具。
冬にはきっとあの暖炉がついてグリフィンドールの寮中が暖かくなるんだろうなあ

気まぐれに変わる合言葉は覚えられそうにないけどこの談話室はすごく好き。


肝心の部屋は4人部屋でリリーとジャスミンそれにとリタいう女の子と一緒になった

残念ながらベラとは部屋が別れてしまったけれど談話室やお互いの部屋でいつでも会えるからあまり寂しくない。





「やったわ、サラ同室よ!」

『ずっと一緒に居られる!』



組み分けの時の席はリリーと随分離れていたからこうして部屋が一緒になって凄く嬉しい




「ねぇ、ミス フォーサイスって"あの"?」






たぶん、ジャスミンの方が少し恐る恐ると言ったように話しかけてきた






『うん、"あの"であっているはず』


「やっぱり!私たち話していたの!ね、」

「えぇ」


「謎の多い一族だから、どんな子なのかなって…
それに…ほら、色んな噂があるでしょ?
実はみんなヒトじゃないとか、みんなが純血主義者だ、とか」




本日既に何度目かのその質問に私の表情筋が笑顔のまま固まったのが自分でわかった

フォーサイス家が純血至上主義者だという噂はかなり有名な話らしく初めて話す生徒に何度も同じような質問をされた
寮の違う蛇寮の人達まで確認に来たくらい!



そして純血主義について良く良く聞けば、マグルを蔑み見下しているというでは無いか。
みんながそうだったなんて信じたくはないけど…




「でも想像と全然違って話しやすそうな子でよかったわ!」


「私達とも仲良くしてくれる?」


『えぇ、もちろん!
サラって呼んで、私もリタとジャスミンって呼んでいい?』


『あぁ、私は純血主義ではないから安心して
それにフォーサイス家はみんな人間よ』




そこから話は弾み4人はすぐに仲良くなって一つのベッドに集まるようになった





「閉ざされた島ってどんな感じなの?」




興味津々、と言った感じで聞くみんなには申し訳ないけれど島の大人から島の話はあまりしない様にと言われているから詳しいことは話せない




『桜っていう綺麗な花が咲く小さな島よ
閉ざされた島っていうけど、一族以外の人が島に入るのが禁止ってだけで私たちは大人になれば自由に外に出ることは出来るの
不便なところはたくさんあるけれど…』




あまり外の世界を知らないから色々教えて欲しいな、と付け加えれば3人とももちろん、と笑ってくれた

きっといいお友達になれる



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