世話焼きねずみは働き者


「非力でひ弱な自分でもあんたの盾くらいにはなれるんで。あ、あと家事は得意っす。召使として尽くすのは朝飯前っすよ」


▼name

澪彦(Miohiko)
♂/16歳前後/168cm



▼looks

日々の手入れを怠った栗色の髪はぼさぼさと無造作に乱れてはいるが、奇跡的にも目立つ痛みは見られない。長い前髪は中央で広めに左右に分けられ、広い額が常時解放される。動き回る際はヘアバンドを着用したり。
瞳が小さい三白眼は山吹茶色。目の下にはうっすらとクマが浮かび上がり、鼻先や頬にはそばかすが点在する。
口許は口角が下がったへの字状態が多く、困り眉の間に皺が寄っていることもあって一見すると不貞腐れているようではあるが、大方の場合は表情のみで、心情は比例していない。

痩せぎすの小柄な体躯は貧相とも取れ、決して美形とは言えない。どこにでもいるような発展途上の少年を思わせる、親しみの湧きやすい風貌。
黒い学生服を纏う様は、年若い見た目ということもあり、学内に紛れ込んだ他校生の如き印象。



▼personality

陰気さすら漂う見た目ながら、性根は楽観的、かつ世俗的。程々にミーハーで、平凡に人見知りはするものの、知らぬうちに人の懐に入り込む人懐こさを併せ持つ。
人外としては見た目通りに年少であることと、種族的に人に紛れて生活することに慣れている為か、人間と同じ生活様式での暮らしにまったく抵抗がなく、むしろ人外ムーヴをかます他使い魔に引く光景も珍しくない。
流行りものを追うのもそこそこ好き。

郷に入りてはの精神で振る舞いをころころと変えられる。その柔軟さは傍から見たなら八方美人とも取られるだろうが、本人からすると不特定多数からの評価に頓着はない。



▼other

日本の妖怪、鉄鼠がその正体。鼠の妖怪らしく兄弟姉妹が沢山おり、幼少から兄弟姉妹の世話を見続けてきたため、家事全般が得意であるし、家事に勤しむことも苦ではないことから率先して取り組む。
主人の性質によっては小煩く小言を溢しながらも完璧に世話を焼く、所謂オカン属性が垣間見えることだろう。

鋭い爪と牙を持つが、種族としての戦闘力は高くなく、下から数えた方が早いほう。しかしながら、瞬発力や敏捷性は随一。俊敏に逃げ回って場を掻き乱すことに長けるが、正々堂々と力をぶつけ合う戦いは分が悪い。
他種族のように優れた能力がないことは存分に理解しており、相応に勝ち目がある勝負事にしか乗り気にはならない。が、守護対象が危機に瀕した時の諦めは悪く、勝ち目がなくとも僅かな勝機を見出だすまで粘り強く耐える。

能力としては土系、かつ防御タイプ。
鼠の姿になることもでき、可愛らしい手乗りサイズから可愛さとは無縁の成人女性並みのサイズまで、大きさは自在に変えられる。



▼like

穀類、狭くて暗い場所


▼dislike

猫の妖怪(猫自体は平気)、猛禽類や爬虫類、超音波



▼motif

ツワブキ/アイビー/ブロンザイト



「はっきり言って戦力外な自分を平気で傍に置くあんたって、
 肝が据わってるっつーか、考えなしの能天気つーか……。
 怒ってんじゃなく呆れてるんす。そんな全幅の信頼、応えないわけにゃいかないじゃないっすか」


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