愛を求める守銭奴


「たあっぷりと、ご主人さまに愛を与えて差し上げます。だから私にも……たあっぷり、お返しをくださいねぇ?」


▼name

イーファ(Aoife)
♀/20歳前後/163cm



▼looks

ストレートのアッシュブロンドは腰のくびれ辺りまで伸び、種族柄容姿の細部に至るまで気配りをすることもあってか、傷んだ様子は見られない。
前髪は目に掛からない長さで、髪と同色の睫毛に飾られた藍色の瞳が良く見える。
陶器のような白肌は、化粧気がなくとも頬や唇を薄紅色に色付かせ、女性らしい魅力に溢れた優婉な顔かたち。

なだらかな撫で肩に細くくびれた腰となよなかに膨らんだ胸部や臀部をゴシック風の衣服に包み、楚々とした慎ましやかな佇まいをしている。



▼personality

物憂げな雰囲気を漂わせ、穏やかな声音で丁寧語を操る様は、一見すると訳ありの良家の子女風である。
しかしながらその言葉の中身までもが上品で穏やかとはいかず、よくよく耳を傾けたなら、自らに都合が良い方向へ物事を運ぼうとする性悪さが滲むだろう。腹黒さに対しても自覚はあるため、指摘されてもどこ吹く風である。

愛を得るためであればどこまでも献身的に振る舞う本質は功利主義的でしかなく、あくまで献身は自己犠牲によるものではなく自己中心的な人外の気質によることが見え隠れする。



▼other

西欧某国の伝承で語られるリャナン・シーが正体であり、主人に献身的に尽くしてみせるのは種族の在り方が起因している。
種としての戦闘力自体はそこまでではなく、単身では人外の類としてはひ弱。代わりに回復力は高めであり、しぶとく逃げ回ってタフに生き残る能力に長けている。

また、契約した魔術師には芸術の才の代わりに魔術の才を与え、代償として愛(という名目の精気もしくは血液)を求める。
伝承では取り憑いた相手を早死にさせる種族とされているが、個人的には取り憑いた相手は細く長く天寿を全うさせようとするタイプである。

献身的な尽くしぶりを見せるように、家事全般は苦ではないらしく楽々とこなす。



▼like

愛、愛をくれる相手、人間


▼dislike

刹那的思考、マン島のラナンシー、愛を軽んじる存在



▼motif

ハナミズキ/ナデシコ/ソーダライト




「私達リャナン・シーは魔性の生き物です。
 だって、愛を受け入れてくれた相手から命を削り取るんですもの。
 うふふ、私が恐ろしいですかぁ?……安心してください、貴方を早死にさせるようなことはいたしませんわ。病魔すら退けて、天命を謳歌させてあげますから」


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